ガストから名物ハンバーグが消え、ついにあのミラノ風ドリアも……!? 深刻なファミレスの人手不足・人件費問題

【この記事のキーワード】

 四面楚歌の状況にも思えるが、今後、ファミレス業界はどのように舵を切っていくべきなのだろうか。

 「メニューの料金を上げれば客単価は上がるでしょうし、売上高も一時的には上がるかもしれません。しかし、企業側は売上高に注目するのではなく、客数に注目すべきだと考えています。ファミリーレストランという大衆性を考えれば、客数が前年比でどうだったか、ここが最も重要でしょう。

 すかいらーくグループは、2016年に大幅なメニュー改定・価格改定を行ったため、2017年の売上高は前年比プラス1.6%でした。ですが実は、客数は前年比マイナス1.6%だったのです。個人的には、これはまずい兆候だと感じています。すかいらーくグループに限らず、客数のアップを望める施策を考えていくべきです。

 また、人手不足対策としては、スタッフへ“働き続けるメリット”を提示できるかどうかもポイントとなってきます。働き続けるメリットがあれば定着率が上がり、人手不足問題の解消の一助になるはずです。あくまで一例ですが、一定の長期間働くと毎月時給が上がるようにする制度を導入することや、目先の賃金だけではない魅力として福利厚生を充実させることなど、スタッフが気持ちよく働き続けられる環境作りが必要になってくるでしょう」(重盛氏)

 ファミレス業界で最も大切なのは、スタッフと客の“定着率”を上昇させることなのかもしれない。いずれにしても、イチ消費者としては、サイゼリヤの299円の「ミラノ風ドリア」はどうにか死守してほしい……というのが、切なる願いだ。

(文=昌谷大介/A4studio)

1 2 3

「ガストから名物ハンバーグが消え、ついにあのミラノ風ドリアも……!? 深刻なファミレスの人手不足・人件費問題」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。