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紅白“ジャニーズ枠”インフレのきっかけは嵐だった!? 愛と涙と感動の「ジャニーズヒストリー」

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NHK公式サイト内、「第69回NHK紅白歌合戦」公式ページより

 平成最後の12月31日に、NHK総合、BS、ラジオ第1で放送される『第69回NHK紅白歌合戦』。嵐・櫻井翔が、単独で初の白組司会に抜擢され、ジャニーズ事務所からは嵐(10)、関ジャニ∞(7)、Hey! Say! JUMP(2)、Sexy Zone(6)、King & Prince(初)ら5組の出演が決定している。【註:カッコ内の数字は紅白出演回数】

「デビュー直後の若手が紅白に出られるなんて、数年前までは考えられなかったこと。時代は変わりましたね」としみじみ語るのは、古参のジャニーズファン。

 当落の悲喜こもごもも含め、年末の風物詩として注目を集める『紅白歌合戦』の出演歌手発表。そんななか、長年まかり通ってきたのが「ジャニーズ2枠」というナゾの慣例だった。

「事務所内部で『先輩を立てるべき』という“忖度”が働いた結果か、ジャニーズ事務所からはSMAP、TOKIOが14年間にわたって出演し続けてきました。しかし、そもそも公共放送として『特定の利益や意向』に左右されないはずのNHKが、ジャニーズ事務所側が決めた出演者をそのまま受け入れること自体、おかしな話ですよね(笑)」(ジャニーズに詳しい芸能記者)

 2007(平成19)年には、11月まで新曲の発売(音楽活動)のなかったSMAPが、出場歌手の発表タイミングになって無理矢理シングルを発売し、出演をなかば“ねじ込ませる”といったドタバタな一幕も。

「国民的アイドルの座を確立していたSMAPはさておき、KinKi Kidsや嵐、KAT-TUNなど後輩たちが次々とミリオンヒットを飛ばすなかで、たいしたヒット曲もないTOKIOが紅白に選ばれ続けるという違和感は誰もが感じていたはず。『ジャニーズだからまあしょうがない』というある種の諦めが、“歪み”を生じさせていたのでしょう」(前出の記者)

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嵐によって一気に膨張した“ジャニーズ枠”

 そんななか、歴史は動いた。きっかけになったのは、国民的アイドル・嵐の台頭だ。

 デビュー当時は「華がない」「トップになる人材がいない」などと揶揄されていた彼らだが、そんな緩やかな雰囲気が逆に、日々の生活に追われる女性たちのハートを射止めたのか、2009(平成21)年のオリコン年間ランキングでは、シングル、アルバム、ミュージックDVD、トータルセールスの4部門でトップを飾る史上初の偉業を達成。全国ツアーでは80万人以上を動員し、各メンバーがドラマ・映画で主演を務めるなど、名実共にSMAPを凌駕し、トップアイドルの座に登り詰めたのだ。

「2009(平成21)年、紅白歌合戦が60回を迎えるにあたり、節目の年を飾るにふさわしい出演者として、NHKは早い段階から嵐の出場をオファーしてきました。ジャニーズ御用達のスポーツ紙には、『NHKの熱意に応え、ジャニー社長がしぶしぶOKを出した』というテイで報じられていましたが、実のところは、当時ジャニーさんの“スペオキ”だった『NYC boys』をバーターで出場させるという条件で、すんなりOKが出たといいます」(前出の記者)

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2009年8月に発表された『All the BEST! 1999-2009』(ジェイ・ストーム、写真は初回限定盤)

 その後は、なし崩し的に「ジャニーズ枠」も増え、嵐がグループとして司会に抜擢された翌2010(平成22)年には、SMAP、TOKIO、嵐、NYCの4組が出演。また、嵐が3度目の司会を務めた2012(平成24)年には関ジャニ∞ が初出場、2014(平成26)年にはデビュー19年目のV6が念願の紅白出場を果たすなど、ついにジャニーズタレントが6枠を占めることとなる。そしてピークは、SMAPの最後の出演となった2015(平成27)年だった。

「『あさイチ』でMCを務めていたV6の井ノ原快彦が司会に抜擢され、SMAP、TOKIO、V6 、嵐 、関ジャニ∞ 、Sexy Zone、さらには近藤真彦が19年ぶりの紅白出場を果たします。デビュー35周年のメモリアルイヤーということで『ギンギラギンにさりげなく』でトリに抜擢されたのですが『老害マッチがどうしてトリ?』『意味不明』などといった猛バッシングが相次ぎ、歴代ワースト3位の視聴率を記録する残念な結果となりました」(前出の記者)

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