「AIに仕事を奪われる」時に備えて、“人間”が磨くべきは柔軟性とコミュニケーション

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AIが半分以上の雇用を奪う?

 シンギュラリティの到来についてはまだまだ不明な点が多いが、AIが今ある仕事の多くに取って代わる存在であることは事実のようだ。シンギュラリティは来ないと断言する新井紀子氏でさえも、同著ではAIの台頭により “現在”の職を約半数の労働者が失う可能性があると指摘している。

 『ニューズウィーク』2018年12/18号(CCCメディアハウス)では、MGI(マッキンゼー・グローバル・インスティテュート)が発表したAIに関する報告書を分析し、単純作業やデジタルのノウハウを必要としない仕事は、2030年までに30%も減少すると警鐘を鳴らしている。

 それでは、“現在”の職を失う時に備えて、私たちが今できることはなんだろうか?

 新井紀子氏は『週刊東洋経済』2018年12/29-2019年1/5新春合併特大号(東洋経済新報社)のインタビューで、AI時代を生き抜くために必要な個人の要素として、「新しい仕事に向き合う柔軟性」と「困った時に助けてもらえるネットワーク」と説明している。変化する時代のなかで、既存の枠にとらわれないオープンな考え方を持つことが大切なのは納得だが、やはり人間は集団の中でしか生きられない生き物ということなのか。困った時に助け合えるコミュニティに所属することも重要なようだ。
 
 そもそも“現在”の職を失っても、その時に必要とされる「人間の仕事」はあるだろう。未来を恐れていても始まらない。2019年は、AI時代に必要なマインドをより積極的に身につけ、時代に即して生きていく覚悟が必要となるのだろう。

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