エンタメ

月9『トレース~科捜研の男~』は『アンナチュラル』にそっくり? 船越英一郎の恫喝演技が「うるさすぎ」て残念

【この記事のキーワード】

『トレース~科捜研の男~』Instagramより

 関ジャニ∞錦戸亮が主演する月9枠の連続ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が、7日夜に90分拡大版でスタートし、視聴率は12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずのスタートを切った。第一話はFODで無料配信中だ。

 この2年ほど、月9ドラマは王道だったトレンディ恋愛モノから離れている。一昨年の『貴族探偵』をはじめ、大ヒットコンテンツの『コード・ブルー』、こちらも映画製作中の『コンフィデンスマンJP』、枠を移動させた『絶対零度3』、『SUITS/スーツ』と、月9枠のイメージに捉われない作品づくりを地道に続けてきた。

 『トレース~科捜研の男~』も、いわゆる事件モノだ。舞台は科学捜査研究所(科捜研)で、有能だが浮いている法医研究員・真野礼二(錦戸亮)と、新米の沢口ノンナ(新木優子)がバディを組み、難事件を解決する客観的な証拠を見つけていく。ちなみに、真野は家族を惨殺された過去を持ち、しばしばその記憶がフラッシュバック。その事件の謎も本筋に絡んでくるようだ。

 テレビ朝日の『科捜研の女』そっくりのタイトルから、制作発表時は「パクリか」と揶揄されたが、どちらかといえば昨年1月クールにTBSが放送した『アンナチュラル』に似ている。主人公の暗い過去、科学的な検証に奔走する様子、新人とバディを組むところなどが共通だ。ただし、あちらには“ギャンギャン怒鳴りたて、蹴ってくる、異常な刑事”は登場しなかったが……。

 『トレース~科捜研の男~』では、船越英一郎が演じる警視庁捜査一課刑事・虎丸良平という役どころが、まったく現代的ではなく時代錯誤のキャラクターで、視聴者をイラつかせるワーストポイントになってしまっている。虎丸は、科捜研を見下し、「現場(自分)の勘」の正しさを主張し、科捜研メンバーや部下を頭ごなしに怒鳴りつけ、あろうことか真野や沢口を突き飛ばしたり蹴ったりするから驚く。常にブチギレ状態なのである。

1 2

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。