『とと姉ちゃん』コンビの再共演
名だたるベテラン俳優たちとの共演に、さぞプレッシャーだったのではないかと思いきや、高畑は「想像以上の豪華な顔ぶれで、圧倒されていたらリハーサルが終わっていた」と、緊張する暇もなかったようだ。ベテラン俳優たちの会話のやり取りが、見ているだけでとても面白かったそうで、プレッシャーに関しては、「恐ろしいほどにプレッシャーがない。周りの方が凄すぎるので逆に肩の力が抜けている」と語っている。彼らに大きな信頼を寄せている様子がうかがえた。
ひよりと行動を共にする夏目を演じる西島は、高畑と『とと姉ちゃん』で親子役を演じている間柄。高畑は西島との再共演がとても嬉しかった様子で、ドラマの序盤は仲が悪い設定だというのにも関わらず、「役の距離感が近い」と監督に注意されてしまったという。「頑張って仲悪くやらなきゃって思っています」と苦労を語っている。
このドラマのストーリーに関して、西島は「コミカルな部分と事件のシリアスさ、緩急を丁寧に作っていきたい」と意気込みを語っている。しかしエプロン姿でいることが多い今回の役柄については、「いくら「刑事っていうのはな」とか強く言っても、この姿ですから……」と戸惑い気味。西島のコミカルな演技にも注目したい。
「おじさん」の魅力に開眼する!?
ドラマの主人公には、ベテランの人気俳優の起用が目立つ近年だが、2019年は若手俳優を主人公としたドラマが数多く制作される。高畑はその筆頭ともいえ、『とと姉ちゃん』の主演以来、話題作の主演が続いている。
高畑が支持される理由は、確かな演技力はもちろんのこと、彼女が演じるひたむきで全力な人物たちに視聴者が共感し、惹きつけられてしまうからだろう。応援したくなる魅力が彼女には備わっている。
笑いあり、スリルありの異色の刑事ドラマ『メゾン・ド・ポリス』は、新春を彩る楽しい作品になること間違いなし! すでに『バイプレイヤーズ』などおじさんメインのドラマがバズり、枯れたおじさま役者に魅了される視聴者は増殖中。さらにこのドラマがきっかけとなり「おじさん」の魅力に開眼する視聴者が続出するかもしれない。
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