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米津玄師の実家に週刊誌が直撃取材…問われるマスコミのモラル

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 彼は歌詞のなかで取材の一部始終を具体的に描写し、そのプライバシー侵害へ怒りをぶちまけている。

<俺のとこなら100歩譲ったとしても/実家の親の家にへばりついて堂々直撃してきたな/「息子さん、苦節10年 成功してよかったですね 親御さんとしてどうですか?」  あんたの親にも聞いたろか/よかったですね、息子さん無事立派に大きく育たれて/朝から車の中で一般市民の家の前張り込んで/嫌がるのを無理やり話聞いて 許可も取らず写真撮って/雑誌に載せて 稼いだ金で 今日も生きてる息子さんに/ひとこと何かありますか? ないですか? ないわけないですよね?/なくても聞いてくるのが息子さん 絞り出してでも言ってごらん>

 曲タイトルに「この物語はフィクションです」と書かれているが、これは実際にあったことだろう。

 ニュースサイト版「女性自身」(2017年1月18日付)には、記者が野田洋次郎の実家にまで押しかけ、さらに、出かけようとした母に対して<紅白出場おめでとうございます。活躍ぶりをどう思われますか?>などと質問をぶつけた記事がある。

 歌詞にある「息子さん、苦節10年 成功してよかったですね 親御さんとしてどうですか?」との質問との近似から、このエピソードは「女性自身」との一件なのではないかとも推測されるが、「女性自身」以外にも同じような強引な取材を行った芸能マスコミはきっとあることだろう。

 RADWIMPS野田洋次郎の実家に対する取材は『紅白』出場直後の出来事だったが、今回、米津玄師にも同じことが繰り返されてしまった。

 アーティストの実家にまで突撃取材をし、プライベートな領域にまで浸食してコメントをとることの正当性はどこにあるのか。そもそも、そのような記事が世に出る必要性はあるのか? 改めてマスメディアのモラルの見直しが求められている。

(倉野尾 実)

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