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パンテーン広告に賞賛集まる 白髪や剛毛は肯定できても、薄毛やヨレヨレの毛は?

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パンテーンのインスタグラムより

 ヘアケアブランドのパンテーン(P&G)は今月7日、朝日新聞の紙面に「グレイヘア」で話題となったフリーアナウンサーの近藤サトと、「爆毛赤ちゃん」としてインスタグラムで人気のbabychancoちゃんを起用した広告を出した。

 広告には、「2019年。もっとたくさんの人が<なりたい私>へ、一歩踏み出せる年でありますように」「#さあこの私でいこう」といったコピーと共に、笑う二人が写っている。この広告にはSNSで賞賛が集まり、広く拡散された。

近藤サトさんが「グレイヘア」にした理由は若作りに疲れてしまったから

 「グレイヘア」とは、白髪を染めない髪型のことであり、2018年の「新語・流行語大賞」にもノミネートされている。近藤サトは昨年7月、自身がレギュラー出演している『ひるキュン』(TOKYO MX)で、七夕の短冊に「白髪が増えますように」と書いたことがネットで話題に。彼女がテレビなどのメディアでグレイヘアを選ぶ理由を語ると、「若さに囚われない姿がかっこいい」と女性を中心に支持を得ている。

 昨年11月放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した近藤サトは、白髪を染めなくなった理由について、「昔から老けて見られることが多く、ずっと若つくりをしてきたが疲れてしまった」と笑いながら答えていた。

 昨年7月15日に公開された「ORICON NEWS」のインタビューでは、「白髪でメディアに出始めた時は事務所の社長に<60歳まではやめろ>って言われました。でも、<(メディアに出る)男性は白髪でもいいのに女性はダメだ>という固定観念を変えたくて」とも語っている。確かに男性芸能人が白髪混じりの髪型でメディアにでることはあるが、女性はあまり見かけない。女性は“若く見えたほうがよい”といった考えが根強いからだろう。

 また、彼女は同インタビューのなかで、「もちろん白髪を染めている人も素敵ですが、“白髪のまま”というそれぞれの価値観があってもよい」とも語っており、あくまでも“染めない”という選択肢もあるということを提案している。「染めないほうがいい」とか「染めたほうがいい」とか、どちらかの優位性を示すものではないのだ。

 一方、「爆毛赤ちゃん」ことbabychancoちゃんは、2018年に彼女の母親がインスタグラムに写真を載せたことから話題になった。多くの赤ちゃんの場合、生まれてしばらくは産毛であるが、babychancoちゃんは生後5日の時点で頭一面にしっかりとした髪の毛が生えており、生後7カ月の時点では3回の散髪を経験したという。彼女は髪の毛の成長スピードが通常よりも速いようだ。

 また、babychancoちゃんはその個性的な髪の毛から海外のフォロワーも多く、「babychancoちゃんをシャンプーのCMに出して欲しい」といった海外の人のコメントをパンテーンのスタッフが見つけ、今回の広告出演に至ったという。

 パンテーンが広告で「自分らしい髪型でいること」を提示したのは、今回が初めてではない。昨年9月には、女子就活生の髪型に疑問を呈する広告を出している。

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