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「今のテレビはつまらない」と昔のテレビを懐かしむ人々

 今月6日放送の『ワイドナショー』では「2019年、どうなる?TV番組」をテーマにして、議論が交わされた。その際、松本人志は以下の発言をしている。

<スピード違反を起こさないような番組ばっかりで。制限速度60kmっていわれてるのに、もう50(km)も出さないですもんね!30、40 kmしか出さない番組で>
<主導権を視聴者からTV局が取り戻すことが大事>

 この意見に賛同した人からは、「昔のテレビは面白かった」「今は視聴者を気にしすぎている」など、昔を懐かしむ意見も出ている。

 たしかにネットが発展した今、テレビ番組は些細な視聴者の苦情がSNSに書き込まれただけでも“炎上”と報道され、過敏になりすぎているところもあるかもしれない。しかし、だからといって、性差別や暴力、人種差別等が横行し、「ハラスメント」という言葉すらなかった昭和~平成初期に回帰することはできない。

 再びテレビでそうした演出を垂れ流しにしたところで、果たして私たちは「面白い」と盛り上がるのだろうか? そもそも、過去の時代であっても、そういった番組の裏には必ず、理不尽な“我慢”を強いられていた人がいたはずだ。

 テレビ業界がすべきは過去を美化して今を嘆くことでも、過剰に萎縮することでもなく、ハラスメントによる笑いに頼らない“面白い番組”づくりだろう。

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