星野源はなぜ「『紅白歌合戦』は性別関係なく、混合チームで行けばいい」と語ったか

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 2017年8月18日放送『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演した際、星野はトークコーナーで「Family Song」についてこのように説明している。

<歌詞を昔っていうよりも、いまの家族にしたいなって思って色々考えてたんですけど、僕、なんとなく家族って漠然と血のつながりだと思ってたんですけど、よく考えたら夫婦って血つながってないなって思って、だから血のつながりとか関係ないなって思って、たとえば友だちとか仕事仲間もファミリーって言ったりもするじゃないですか。だからそういう広い意味でこれからの時代に向けて、たとえば両親が同性同士っていうのもこれからどんどん増えてくると思うんですよね。そういう家族も含めた、懐の大きい曲みたいなものをつくりたいなって思って>

「Family Song」のミュージックビデオに星野源が込めた思い

 「Family Song」のミュージックビデオは『おげんさんといっしょ』の世界観が踏襲されており、星野源はサザエさん風衣装に身を包んでいるし、お父さん役に扮した高畑充希と、娘の役に扮した藤井隆もゲスト出演している。

 2017年8月1日放送『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のなかで星野は、この映像のコンセプトについて、地上波ゴールデンタイムの『ミュージックステーション』以上に踏み込んだ表現で、このように語っている。

<いろんな種類の家族っていうものがこれから普通になっていくんじゃないかなと思っていて。(中略)『サザエさん』的な風景のなかで性別がグチャグチャであるっていうものの未来ももしかしたらあるのかもしれない。で、そういうのも含め、家族っていうものがどんどんどんどん多様化していくなかでっていうものの曲のコンセプトっていうものをまず映像としても示したかったというのがあります>

 2018年は杉田水脈衆議院議員による「生産性」発言があり、つい先日も、平沢勝栄衆議院議員による「性的少数者ばかりになったら国はつぶれる」発言があったばかりだ。

 政権与党の議員が差別的な発言を繰り返す一方で、星野のような日本のポップミュージックのトップを走るミュージシャンが、これからの時代の家族のあり方についてきちんとした発言を積極的に行ってくれるのは、ひとつの希望である。

(倉野尾 実)

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