エンタメ

常盤貴子主演『グッドワイフ』視聴率10.0%は不合格? 違和感強い“主婦の目線”

【この記事のキーワード】
【完成】常盤貴子主演『グッドワイフ』視聴率10.0%は不合格? 違和感強い主婦の目線の画像1

『グッドワイフ』公式サイトより

 1月13日にスタートした日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)。初回視聴率は10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。ドラマ不況と言われているこのご時世、1ケタ台にあえぐ作品だって珍しくない。辛うじて2ケタを維持した同作だが、この放送枠では合格点とは言えないだろう。

 昨年『99.9 -刑事専門弁護士-SEASON II』『ブラックペアン』『下町ロケット』などで高視聴率を叩き出していた「TBSの日曜劇場」枠。常盤貴子の久々の主演ドラマという話題性はあったが、いささか寂しい数字である。視聴者の評判はまずまずで、右肩上がりに数字が上昇していく可能性もあるが、“主婦目線”へのこだわりには違和感も覚えた。第一話を振り返りたい。

常盤貴子は「母」の視点を活かしながら依頼人を救う

 エリート検事だった夫の逮捕がきっかけで、専業主婦から16年ぶりに仕事復帰した女性弁護士を主人公に置く『グッドワイフ』は、アメリカで2009~2016年に放送された人気テレビドラマ『The Good Wife』の日本リメイク版。90年代後半~00年代前半に数々のヒットドラマに出演し「連ドラの女王」と呼ばれた常盤貴子が、主人公の蓮見杏子を演じている。

 常盤貴子がTBSの「日曜劇場」に出演するのは、2002年の『ビューティフルライフ』(TBS系)以来、実に19年ぶり。常盤演じる杏子の夫で、汚職と不倫をスクープされ逮捕・勾留された元エリート検事の蓮見壮一郎を演じているのは唐沢寿明だ。常盤貴子と唐沢寿明が夫婦を演じ、高校生の息子と中学生の娘がいるという設定は、90年代に恋愛ドラマで活躍していた彼らを知っている身からすれば感慨深い。

 初回では、かつて優秀な弁護士だったが結婚を機に専業主婦をしていた杏子が、夫・壮一郎の逮捕・拘留をきっかけに再就職し、戸惑いながらも仕事に着手していくさまが描かれた。ちなみに夫・壮一郎は記者会見で汚職について否認する一方で、不倫は認めたため、杏子はショックを受け、心の整理がついていない状態にある。

 有資格者とはいえ、16年間のブランクを持つ杏子を雇う弁護士事務所はなかなかない。そこで、司法修習生時代に杏子と同期で、彼女の腕を評価し、尚且つ想いを寄せていた多田征大(小泉孝太郎)の誘いで、神山佳恵(賀来千香子)と共同で経営する「神山多田法律事務所」に「仮雇用」として勤務することになる。

 神山は長らく専業主婦だった杏子に懐疑的。同じく仮雇用されている身の朝飛光太郎(北村匠海)や、元検察事務官で情報採取に長けるパラリーガルのみちる(水原希子)が杏子に敵対心を向けるのは、この手の作品での“あるある”だろう。

 杏子は、敵陣から夫が汚職で逮捕されていることを突かれるなど、圧倒的に不利な状況になるが、そんな中でも粘り強くひたむきな姿勢で仕事に向き合い、「母」としての視点も生かし、紆余曲折ありつつも、最終的にはクライアントを救う……。

1 2

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。