『家売るオンナの逆襲』で注目される新キャラ・松田翔太と千葉雄大の恋

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家を売るためなら“炎上YouTuber”にだってなる

 続いて万智が目を付けたのは、炎上系YouTuberで「世間の目から自分を守ってくれる家」が欲しいにくまる(加藤諒)。にくまるはYouTuberの生活に嫌気が差しており荒れ気味で、万智から紹介された1億円の「ボロ家」ではなく、フリーランスの不動産屋・留守堂謙治(松田翔太)の紹介した、のどかな山の中にある物件を購入しようとしていた。留守堂から「お逃げになってもよろしいのではないでしょうか」「辛かったですね」と優しい言葉をかけられたにくまるは号泣し、契約書にサイン。

 しかし、それでも「私に売れない家はありません!」と強気な万智は、にくまるに売り損なった1億円のボロ家の塀をぶち壊し、“丸見えの家”にしてしまう。そこで自らYouTuberになって際どい動画を投稿し、炎上。上司で夫の屋代に注意されても「家を売るためです!」と怯まない。

 そうこうしているうちに、YouTubeと離れた暮らしを試みるも退屈で禁断症状の出ていたにくまるがやってきて、万智は「お待ちしておりました」「のどかな山の中でどんなにお辛かったでしょう」「あなたには平穏な暮らしはいらないのです。あなたに必要なのは人々の目、賞賛と批判の嵐です。それこそがあなたの命を支えているのです」とまたまた熱弁。

 「戦場カメラマンが命の危険を承知で戦場に向かうのは、常に命の瀬戸際にいないと生きている気がしないから」「クライマーが遭難の危機をものともせずエベレストの頂上を目指すのも、生と死の堺に立っていないと人生が充実しないから」と畳み掛ける万智。YouTuberとして苦しみもがいていなければ「あなたの命は息づかない」のだと語りかける。

 倫理的にどうなんだと疑問に思うレベルのセールストークだが、万智の熱弁は続く。

「命を懸けYouTuberを続けてください。あなたにしか出せない動画を世に出し続けてください」
「あなたは世の中の関心を集め、批判を受け、炎上に至り、命ぎりぎりYouTuberを生きるのです。命の瀬戸際で輝くのです!炎上など恐れずに足らず!」

 「自分が“いい”と本気で思っているなら世間の批判を恐れる必要はない」というメッセージなのだろうか。

 万智の演説が心に染みたにくまるは、件のボロ家を1億円でキャッシュ購入し、万智は見事「逆襲」に成功。そんな豪腕の万智を、留守堂は警戒するのであった。

 貧乏人に売りつけているわけではないが、万智の言動は極端で、いかにも突出したフィクション的なキャラクターだ。万智の強引さにうんざりし、留守堂のスマートな優しさを現代的な作法だと評価する視聴者もいるだろう。その留守堂もまた、フィクションならではのキャラであるが。

注目は千葉雄大から松田翔太への恋心

 実は留守堂は、万智のライバルというだけでなく、テーコー不動産の新宿営業所のチーフ・足立聡(千葉雄大)の“憧れ”でもある。二人はフェンシングクラブで顔を合わせており、初回では留守堂が落としたハンカチを手に取った足立が、ハンカチの匂いを嗅ぐという描写もあった。

 ネット上では二人が恋愛関係になるのではという予想も出ており、「応援したい!」という旨のコメントも登場するなど歓迎ムード。また、公式サイトの相関図には、足立から留守堂に向かって「尊敬&恋?」と記されている。

 男性同士の恋愛模様を描いたドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)のヒットは記憶に新しいが、前クールの『中学聖日記』(TBS系)でも、吉田羊演じる中心人物の一人である女性はバイセクシャルという設定であった。『家売るオンナの逆襲』しかり、恋愛は必ずしも男性と女性の組み合わせだけではないことをドラマに組み込むことが、ひとつのムーブメントになりつつあるのかもしれない。

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