人々のトランスジェンダー嫌悪が少なくなれば、ジェンダー平等感覚の形成は進む

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○2 結果

人々のトランスジェンダー嫌悪が少なくなれば、ジェンダー平等感覚の形成は進むの画像1

図表1

2-1 もっとも単純なモデルで調べる

 ジェンダー平等感覚は、何によって説明されるのでしょうか。

 まずは「トランス女性へのフォビア」だけを要因に置いてみましょう。「トランス女性へのフォビア」だけを説明する側の変数(「説明変数」といいます)として置いて、「ジェンダー平等感覚」の強弱の変化を説明できるか試みました。つまりトランス女性へのフォビアが強くなった場合、ジェンダー平等感覚は強くなるのか、弱くなるのかを分析してみたのです。「単回帰分析」という手法で調べました(これをモデル1とします。図表1のモデル1の列を縦にお読みください)。

 結果は、負の効果(オレンジ色)をもたらすことが分かりました。すなわち、トランス女性へのフォビアが強くなるほど、ジェンダー平等感覚は弱くなる、となりました。結果を図示した図表2も見ましょう。右肩下がりの直線が引かれています。Xが増すとYが減る、Xが減るとYが増す(トランス女性へのフォビアを減らすと、ジェンダー平等感覚が高まる)という関係性が見いだされます。

人々のトランスジェンダー嫌悪が少なくなれば、ジェンダー平等感覚の形成は進むの画像3

図表2 (統計に興味のある方に:青い直線の周りにあるグレーの影は95%信頼区画です)

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