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hitomiの「嫌いな女」実演に総叩き 女が嫌いなタイプの女を羅列する番組で煽られる女性不信

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 その他の女性芸能人たちも、クリスマスの夜SNSに「サンタ(彼氏)が来た」と書く女、拍手が小さい女、手を小さく挙げる女、手の大きさを比べる女、上下の歯を出して笑う女、口をあまり開かず喋る女、家庭的アピールをする女、朝ドラヒロインのような性格の女、保護者ヅラする女、下ネタが分からないフリをする女、「私のこと苦手でしょ」と言ってくる女、芸能人に「仲良くなれそう」と言う女、決めつけが激しい女、健康志向が過ぎる女、ヨガを勧めてくる女、家族と仲良しアピールする女、タイミングが悪い女、貧乏を売りにするアイドルなどなど、それぞれ自分の「嫌いな女」を挙げ、理由を語っていった。

 これだけ列挙されれば、誰だって「自分もこういう女は嫌いだ」と共感できるタイプがあるだろう。逆に「身に覚えのある」タイプもありそうだ。そもそも「嫌い」というのは個人的な感情であり、ある人にとっては「好き」な相手でも、別の人にとっては「嫌い」だったりもする。

 それゆえ気になるのは、出演者たちのトーク内容やパーソナリティーよりも、わざわざ『女が女に怒る夜』という番組名を付け、女性芸能人に「嫌いな女」のタイプを列挙させて盛り上がる……という、いかにも「女は女が嫌い」「女の敵は女」だと女性同士の対立を煽るかのような構成だ。

 女は清純でも聖人でもないので、だらしない女、自己顕示欲の強い女、暴力的な女、あざとい女、サバサバしたふりをする粘着質な女、いろんな女がいるだろう。同様にいろんな男もいる。犯罪に抵触する行為はもってのほかだが、それ以外はここまで「こういう女がいてヤバい!」などと断罪するほどのことだろうか。こうした番組であらゆる女性に否定をぶつけることは、その「いろんな人がいる」を肯定できず、女性不信を生むひとつの土壌になってしまいかねない。この番組が放送されるたびに、その懸念が頭をもたげる。

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