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高知高校野球部員のダンスショー参加は何が悪かったのか? 高野連が謹慎処分、ネットでは是非を問う声が続出

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Thinkstock/Photo by Candice Estep

 日本高校野球連盟(以下、日本高野連)は16日、昨夏の甲子園に出場した高知市立高知商業高野球部の部員が有料のショーにユニフォーム姿で出演したとして、部長をつとめる同校教諭の謹慎処分を上申していたことが分かった。

 高知商業高校の野球部が参加した「有料ショー」とは、昨年12月17日、同校のダンス同好会が企画・主催したもの。同校のホームページによれば、「部員68人と卒業生が、ジャズやヒップホップ26曲を披露し会場を大いに盛り上げました。1年前、ステージを開くことが決定し生徒たちが振り付けや演出、会場の手配や資金集めをしました」と説明がなされている。入場料は500円。文化祭のステージをより本格的にしたイベントであり、商業目的でないことは明らかだ。

 このショーの一幕に、甲子園にチアガールとして応援に駆けつけてくれたダンス部へのお礼として、野球部を引退した3年生がゲスト出演。ユニフォームを身につけて、甲子園の再現パフォーマンスなどを行っていたという。当日は、会場の高知県立県民文化ホール・オレンジホール客席数1507席に対し、およそ8割にあたる1200人が来場。盛況を収めていた。

 しかし日本高野連は、これが日本学生野球憲章の第2条(学生野球の基本原理)の「学生野球は、学生野球、野球部または部員を政治的あるいは商業的に利用しない」などに違反するとみなし、同校教諭の謹慎処分を求めた。野球部長はダンス同好会の顧問も兼ねていたという。

 もちろん「規則だから」と言ってしまえば、日本高野連の対応は筋が通る。しかし、学生主導のイベントに組織が水を差すような行為に、ネット上では「頭が固すぎるよね」「お金儲けしたわけでもないのに厳しすぎる」「こんなことよりも、高野連はもっとほかに取り組むべき問題があるんじゃないの?」と批判的な声が続出していた。

 なかでも、「それなら、甲子園も無料で開催しないと納得いかない」という意見はもっともだろう。2018年には、甲子園の入場料が値上げされたばかりだ。1・3累特別自由席は大人2,000円、子ども(4歳~小学6年生)は1,500円となっている。これまで無料だった外野自由席も大人500円、子ども100円だ。(日本高等学校野球連盟公式サイトより)

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