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ジャニーズやNGT48、迷惑ファンの「コンサート出禁」は可能か

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「YAZAWA CLUB」(矢沢永吉公式サイトより)

 21日、ロック歌手・矢沢永吉の公式サイトでは、<私設応援団お断りについて>と題した文章を掲載し、一部迷惑ファンのコンサート入場を禁止すると発表した。一般ファンからは「コンサートに行きたいけど怖くて行けない」とのクレームが相次いでいたという。矢沢永吉サイドの“英断”には賞賛が集まっており、昨今増長する一部の暴走ファンを抱えるNGT48やジャニーズも見習うべきとの声が上がっている。

 矢沢永吉の公式サイト上で発表された<私設応援団お断りについて>という文章によると、<矢沢永吉のコンサートでは、かねてより、周囲の人に威圧感を与えるような私設応援団の活動、旗振り、特攻服などの威圧行為の禁止、周囲に迷惑となる永ちゃんコールの強要・煽りの禁止、飲酒入場の禁止といったルールの強化を行ってきました>という。そのうえで、私設応援団を名乗るファンがなおも迷惑行為を続けていることで、一般ファンからのクレームが後を絶たないことを説明した。

 この私設応援団のA氏が某雑誌で紹介されていたことに触れて、<A氏の発言と団体の行動は、矢沢永吉の目指す「どなたでも来場しやすいコンサート」への長きに渡る取り組みに対する妨害行為であると判断せざるを得ない>と見解を述べ、A氏には今後、コンサートへの一切の出入り禁止やファンクラブの強制脱会などの処置を取ることを表明した。

 A氏が登場した“某雑誌”については明らかにされていないが、アウトロー系雑誌『実話ナックルズ』(大洋図書)では、矢沢永吉の熱狂的なファンたちの特集がたびたび組まれている。また、昨年12月に発売された『昭和の不思議101 2018~2019年 冬の男祭り号』(大洋図書)にも、矢沢永吉のファン団体へのインタビューが掲載されていた。

 矢沢永吉のコンサートには、過激な風貌のファンも足を運んでいたことだろう。一般のファンからは、<「コンサートに行きたいけど怖くて行けない」という声が多く寄せられ>ていたという。

 A氏やその団体に“コンサートを妨害しよう”という悪意はなく、矢沢に心酔するあまり、過激な行為に及んでしまったであろうことは容易に推測できる。そんな熱烈ファンたちが出禁になってしまったことはある意味で悲劇であるが、それでも他のファンに迷惑をかけたり、恐怖心を抱かせたりする行動は、明らかによくないことだった。矢沢永吉サイドによる、毅然とした態度での然るべき措置は、まことに“英断”といえるだろう。

ジャニーズは、タレントが暴走ファンに苦言を呈するという異常事態

 アーティストやタレントへの好意が募るあまり、問題行動に走ってしまうファンの例は後を絶たない。ジャニーズグループには熱心なファンが多く、その問題行動も顕著だ。

 昨年10月、Hey! Say! JUMPは新潟でコンサートを行い、新幹線で帰京したが、そこで一部ファンが駅で暴走。公共交通機関である新幹線が遅延する騒動に発展した。メンバーの八乙女光は、会員サイトブログで<新潟からの帰りの東京駅、マナーの悪い人が多かったです><メンバー全員本当に辛いし、寂しいです><どうすれば伝わるのかな>などと苦言を呈した。以降も八乙女は注意を繰り返すが、メンバー直々の懇願によっても一部ファンの暴走は止まらない状況だ。

 ファンの迷惑行為にタレント本人が注意を促すというのは異常だが、ジャニーズでは関ジャニ∞やKing & Prince、山下智久などにも見られる光景だ。ジャニーズ事務所も公式サイト上で迷惑行為への注意喚起を行っているが、迷惑ファンを特定するなどの踏み込んだ対応は見せていない。しかし、メンバーはもとより善良なファンや世間にまで迷惑が及んでいる今、決断が迫られている。

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