「子連れ出勤」を可能にする運用ルールとは おすすめは0歳児、子どもの欲求にはすぐ応える

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「子どもが一緒にいても働けるんだったら社会参加したい」という要望

 同社で「子連れ出勤」しているのは、保育園に入る前の年齢が中心で、「保育園に入れなかったからモーハウスで働きたい」と希望する人はほとんどいないという。

光畑氏「家で子どもと過ごしていたけれど、でも子どもが一緒にいても働けるんだったら社会参加したい、という人の応募が多いです。また、つくば市は自家用車や徒歩、自転車で通勤する人が多く、満員電車に揺られざるを得ない都心などよりは、環境として適しているのではないでしょうか。

社会全体で考えて、本格的に仕事復帰前の時期を、子連れで働くという選択肢があってもいい。預けて働くか、連れて働くか、それは自由だと思います。

『子どもを連れてきてもいいよ』という会社はまだ非常に少ないと思うので、きっかけになればと思いますし、モーハウスの働き方を見ていただくことで、子連れ出勤自体をマネするというよりも、色んな働き方があるんだっていうことを考えるきっかけになれば。今まで子育てだけで気持ちがいっぱいいっぱいだった人も『何か勉強してみようかな』と色んな事を考えられるようになるかもしれませんよね」

 モーハウスでは、子どもが1歳になり「子連れ出勤」をやめて保育園に預けるようになったスタッフもいれば、自宅の近所で別の仕事を見つけ転職するスタッフもいるなど、様々だという。ちなみにつくば市の保育園事情はというと、「待機児童も若干いますが、東京ほどの厳しさではありません。車を所有していれば、近所じゃなくても通うことが可能だという面も大きいです」(光畑氏)。

 子の福祉という観点から見て、「親の仕事に子どもが付き合わされるのはどうなのか」という意見もある。光畑氏も「子連れ出勤をおすすめしているのは0歳」と言う。

光畑氏「たとえば2歳になった子どもとの子連れ出勤は、子どもの面から見てどうなのかというのはありますよね。関わる全ての人(親、子、職場)が幸せな状況じゃないといけない、誰かが犠牲になる形はよくないと思っています。

ただ、いざという時に職場に『連れてくることができる』のは、安心感があり助かりますよね。子連れ出勤の後押しと待機児童問題は別の問題で、後押しはあってもいいのではないでしょうか。多くの会社は面倒なこと、新しいことをやりたがらないので、モーハウスの取り組みがひとつのきっかけになればと思います。子どもの居場所のひとつとして、こういうところもあっていいですよね」

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「子連れ出勤」を可能にする運用ルールとは おすすめは0歳児、子どもの欲求にはすぐ応えるの画像2 ウェジー 2018.10.28

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