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スマホ育児は悪なのか?「子育てで楽しちゃダメ」という価値観こそ害悪

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Thinkstock/Photo by AntonioGuillem

 東京都議会議員のおときた駿氏が、王子駅前での活動中に若い女性に話しかけられ、以前、やむを得ない事情で子連れで式典に参加したことについて苦言を呈されたとブログで明かした。その女性からは「あのときの対応は非常識だ」「周りの参加者でも不快に思っている人が多数いた」「呼ばれた立場で子連れなんて。なら欠席するべき」と言われたのだという。おときた氏は35歳だが、話しかけてきた女性は同世代か少し年下くらいに見えたそうだ。

「式典中は、私の子供は基本的にずっとスマホで動画を見ており、泣きわめいたり立ち歩いたりすることは一切ありませんでした。
ただ、ずっと完全な無言で居ることは残念ながら不可能で、
(略)動画を見ながら何度か言葉を発していた場面があったことは確かです。
しかしながら、(私としては)ずっと大声で喋り続けていたわけでもなく、むしろ言葉を発する度に会場から出入りする方が目障りだろうとも思いましたので、「おしゃべりナシよ」となだめる対応に留めておりました。
これがどの程度うるさいと感じられたのかは、私以外の「周りの方」に聞かないとわからない部分ではありますが、
「百歩譲って子連れはかまわないけれど、式典中は一言も発せさせず黙らせておけ」
というのでは、それは事実上子連れを排除するのに等しいことになっていると思います。」

 その女性が言うように「周りの参加者でも不快に思っている人が多数いた」のかどうかはわからないが、少なくともその女性は「非常識で不快」と感じ、おときた氏にその旨を直接伝えるほどの憤りがあったのだろう。“子連れ出勤”を政府が推奨する動きもある中で、非常に残念な出来事といえる。

 さて、この式典の際、おときた氏は子供にスマホで動画を見せていたという。おときた氏のように、外出時にぐずる乳幼児をなだめるために、または公共交通機関など静かにさせたいというときなどにスマホやタブレットを見せる子育て世代は多いはずだ。だが、スマホを子供に見せていたら怒られた、というトピが発言小町に立っている。

助けて見知らぬ女性から「スマホ育児をするな!」と怒られました

 トピ主(女性・24歳)は3歳の息子を育てる母親。この息子がよく騒ぐ。そのたびに注意をするが、もちろん子どもなので言うことをきかないときもある。幼児健診では「多動ではなく、性格の範囲内である」と言われたそうだ。注意の仕方も工夫し、外出時はおもちゃやお菓子を携行して注意をそらすなどトピ主なりに周囲に迷惑をかけない努力をしている。

 ある日のこと。トピ主は風邪で発熱したが、どうしても息子を預けられなかった(3歳年上の夫がいるそうだが、おそらく仕事などで休めなかったのだろう)ため、近所の内科に一緒に連れて行った。待合室で退屈しだしたのか息子は騒ぎ出し、おもちゃや絵本を見せたが、効果なし。仕方なくスマホで子供向けの動画を見せたところ、隣に座っていた60代ぐらいの女性がいきなりこう怒鳴ってきたというのだ。

「スマホ育児っていうの、それはやめなさい!」

 トピ主は音声は流しておらず、「待っている間だけよ」と子供には時間を決めて見せていた。「すみません、しかし騒ぎますので…」と返事をしたところ「注意すればいいだけよ。ものに頼るなんて最低、母親失格!」とさらに怒られてしまい、トピ主は体調不良も手伝って、泣いてしまったという。

「ママ、ごめん、大丈夫? 泣かないで」

と息子から慰められてしまったが、それでもその女性からは「注意の仕方が悪いのよ!」と舌打ちされ、トピ主はただ泣くしかできなかった。

「その後は何も言われませんでしたが、スマホ育児をするな!という目で見られているのかと思って、そこからは外で息子が騒いだら『大人しくしなさい!』などと怒鳴りつけ、手がでるようになってしまいました……」

 夫に相談もしたが、スマホ育児というほどではないとしても、スマホを子どもに見せていると「いい目では見られないだろうね」と言われてしまったという。

「私は母親失格で、スマホ育児をしてしまう最低な母でしょうか?
息子の頭を叩いてしまい、今また泣けてきています。
外出もままなりません。
一体どうしたらいいのでしょう、母が幼いころ死んだので相談できる身内もいません」

という相談だ。

 ちょっとさぁ~その女性も夫も、トピ主を追い詰めすぎじゃないですかぁ~? よその家庭の方針に赤の他人が口出しするのも謎なんですけど。だがコメント欄は怒鳴った女性と同じ意見のスマホ育児否定派も元気で、賛否両論だ。

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