
『 おめでとう眞子さま 小室圭さんとご結婚へ 』(毎日新聞出版)
秋篠宮家の長女・眞子さま(27)との婚約が延期になっている小室圭さん(27)が、今月22日、母親の佳代さん(52)と元婚約者の男性A氏との金銭トラブルについての文書を公表したことが波紋を広げている。文書では「母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました。そのため、平成29年12月から元婚約者の方のコメントだとされるものが連日報道される事態となり、私も母もたいへん困惑いたしました」と綴っている。要約すると佳代さんとA氏が婚約中、A氏から金銭的な支援してもらったのであり、これは借金ではなく「解決済み」と主張している。
これにはやはり、A氏が即座に反論した。各メディアの取材を受けたA氏は、「正直驚きました」と困惑を見せ、返済しなくて良いというやりとりを小室家と交わしたという小室さんの言い分については「僕の記憶の中にはないです。だから請求している」と反論した。小室さんが文書を公表した日に、A氏のもとに弁護士から書留が届いたことも明らかになっており、今後何らかの協議が行われるはずだ。
報道から経緯を整理すると、佳代さんとA氏は、2010年9月に婚約、2012年9月に婚約解消していた。これは双方が認めている。当時、佳代さんはA氏を「パピー」と呼び、小室さんの大学入学資金や生活費などの工面をA氏に要望、A氏は総額400万円ほどを支援。しかし借用書はかわしていなかった。そして2013年8月、A氏は佳代さんに、婚約期間中に援助した金銭の返済を求める手紙を送付。佳代さんは弁護士に相談し、返済の依頼には応じかねる、と回答した。
その後、2017年9月、小室圭さんと秋篠宮眞子さまが婚約会見。するとA氏は複数の週刊誌で「小室家に貸した金を返済してもらっていない」と訴えはじめた……というのが事の次第だ。
小室さんは秋篠宮さまにこの件について問われ「借金ではなく贈与と認識しています」とお答えになったといわれている。またA氏は婚約期間中の佳代さんとのメールも公開しているが、そこには「お借りしてもよいでしょうか」との文面があり、佳代さん側には借金との認識があったはずだ、とA氏は主張している。
早1年が経過しても解決する気配のない金銭トラブル騒動。A氏が借金と認識しているのであればなぜ佳代さんを相手取って訴訟を提起しないのだろうかという疑問もだんだんと沸き始める。そもそもA氏は小室家に借金返済を迫る権利を持つのだろうか? そこで今回、弁護士法人 ALG&Associatesの山岸純弁護士に話を聞いた。