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準備万端だった嵐の活動休止会見は、関ジャニ∞・渋谷すばるの脱退会見とは対照的

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 この間、嵐はドームツアー「ARASHI ANNIVERSARY LIVE TOUR 5×20」へ32公演を追加することも発表している。これによって、同ツアーは約2年間に延長され、全50公演、総動員数237万5000人という史上最大規模となった。FC会員229万人(2018年12月時点)がほぼ全員、ライブに参加できる計算となる。この異例の大興行は、櫻井の言葉を借りれば、ファンへの「誠意」のひとつだろう。

 さらに、2020年の活動休止までおよそ2年間の猶予を設けたことで、NHK紅白歌合戦をはじめ、抱えている仕事をゆっくりと消化、整理することも可能だ。もちろん、ファンの心の準備や整理のために残した時間でもあるはずだ。まさに立つ鳥跡を濁さず、人気の絶頂期に表舞台を去ろうとする――この(いったんの)幕引きは、じつに見事だ。

嵐の完璧すぎる会見は、関ジャニ∞渋谷すばるのなし崩し会見を反面教師にした?

 前向きで明るい嵐の会見と対照的だったのが、2018年4月に開かれた関ジャニ∞・渋谷すばるの脱退会見だ。4月13日発売の「FRIDAY」(講談社)が、渋谷の脱退説をすっぱ抜いたが、ファンの不安を尻目に、ジャニーズ事務所は沈黙。しかし、4月15日に急きょ会見を開き、渋谷が2018年12月31日でグループを脱退することを発表した。

 同日に開かれた会見では、渦中の渋谷が「海外での音楽活動」と脱退の理由を説明。メンバーも納得の上での脱退かと思われたが、横山裕は笑顔を見せずに涙を流し、大倉忠義は「勝手な決断をしたすばる君だけど、嫌いになれなかった」と憤りを滲ませていた。さらに渋谷は、記者から「ジャニーズ事務所で目標とする先輩は?」との質問に対し、「目標とする方がいたら、辞めてないと思います」と率直な物言いをして、世間やファンをザワつかせる――メンバーは終始、沈うつな表情で、ファンからは「まるでお通夜のよう」とまで言われていた。ちなみに、このときメンバーの衣装は、ネイビーのスーツ姿で揃えられており、さらに“お通夜感”を助長させていたものだ。

 渋谷が夢を追いかけようとする姿は前向きなものであり、グループからの脱退も決して悪いことではないはず。もちろん、不祥事の謝罪会見ではないのだから、メンバー間の綿密な打ち合わせや、場の演出も可能であったはずだ。にもかかわらず、コミカルな「関ジャニらしさ」を欠く会見となってしまったのは、週刊誌報道からなし崩し的に――という準備不足が招いた結果だろう。

 こうした関ジャニの先例を反面教師にして、嵐は準備に準備を重ねて会見に臨んだと見るのが自然だろう。嵐には、2020年の活動休止まで、まだ2年の時間が残されている。最後まで好印象を残した嵐は、その人気をさらに強固なものとした。これから“特需”状態になることは間違いない。

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