北原:漫画で描かれた“ハラミ会”が話題になったよね。「ハラスメントを未前に防ぐ会」。男たちが、女がいなければハラスメントが起きないから女性を排除して飲み会を行う。被害者意識高めてるだけじゃん。
非公開: ハラスメントを未然に防ぐ「ハラミ会」が物議 飲み会でのセクハラ対策、正解はあるのか
瀧波ユカリによる漫画作品『モトカレマニア』(講談社)に登場する「ハラミ会」をめぐってTwitter上で議論になっている。 月刊漫画雑誌『Kiss』…
雨宮:解決にはひとつもならないですよね。
北原:ほんとひどいよね。そして、その酷さは、女の沈黙で支えられてるのかもしれないよね。どこかで「女は許す」と、甘くみられてる気がする。
石川:「なぜ女性がセクハラを訴えるのか」ーーそこに考えが至らない人が本当に多いんだなと感じた1年でした。セクハラがいけないのは相手の尊厳を奪ったり傷つけたりするからなのに、そこをすっ飛ばして「セクハラといわれたこと」に対して怒ってしまう。このすれ違いをなくしていかなければ、根本解決にはつながらないですよね。
フェミニズムを話す場が必要だ
北原:来年はもっともっと#MeTooや#withyouの話ができたらいいよね。ラブピースクラブではこれから月に1回くらい定期的に、そんなイベントをしていけたらいいなと思っています。映画の上映会とかね。“フェミ塾”もしたいです。
雨宮:いいじゃないですか。どんなイメージ? 北原さんがスパルタな塾長ですか?
北原:ムチを持って? 違う違う違う(笑)! やっぱりそういう場所って大事だよね。フェミニズムを話す場所、集まってひとりじゃないよ、って確認できる場所、そこで言葉を交わすことで変わっていけるのかなと思います。本当に1年、早かったなぁ。雨宮さんは?
雨宮:私は2019年の目標は「死なない」だけです。毎年それに決めてるんで。
北原:次回は雨宮さんの人生についてお話聞きたいです。
雨宮:地獄めぐりみたいなもんですよ(笑)。