林真理子が中国人観光客を差別「ずっとハワイが日本人のものでありますように」

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林真理子の文章は富裕層以外の人々を慮る想像力に欠けている

 「ハワイということ」には、中国人や韓国人の観光客に対する目線の他にも、もうひとつ気になる文章があった。

<現代では子どもが出来ると、まずはハワイへと行くことになるのだろう。どこでも楽しそうな親子連れを見る。とても幸せそうだ。日本人ならば一生に一度は絶対に行きたいハワイ。いや、ある時期になるとハワイへ行くのはもはや日本人のならわしとなっている。これはまさに現代の「伊勢まいり」ではなかろうか>

 <現代では子どもが出来ると、まずはハワイへと行くことになるのだろう>や<ある時期になるとハワイへ行くのはもはや日本人のならわしとなっている>という断定的な表現から、林真理子氏の目に映る日本社会がいかに「上流」に偏っているのかがよくわかる。

 そして、それはいまに始まったことではない。

 2015年2月に起きた川崎市中1男子生徒殺害事件は日本社会に大きな衝撃を与えたが、この事件に対して林真理子氏は「週刊文春」の連載で、あろうことか被害者の母親を責め立てて大炎上した。シングルマザーであった彼の母親は、祖父母の協力などの子どもの面倒を見る後ろ盾もないまま無責任に離婚をし、さらに、無責任な恋愛に溺れて子どもの面倒を見なかったと喝破したのだ。

 加えて、「女性セブン」(小学館)2015年5月14日・21日合併号では、<手に職を持って、一生懸命働くとか、努力した人、能力が高い人はそれなりの待遇を得ているんですよ。逆にいえば、努力もしない能力も磨かない、それでは貧困から抜け出せないと思う>と述べている。

 川崎の事件に限らず、家庭環境にはそれぞれの事情があり、なかには深刻な家庭内暴力の問題があるなどして、速やかに逃げ出さなくては母子ともに命の危険がある場合も少なくない。また、祖父母の協力にしても、様々な事情で疎遠になっている場合もあるだろうし、居住している場所や病気の問題などで簡単にサポートを得られないことも多いだろう。

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