本命登場!~カマラ・ハリス 史上初の女性大統領なるか? 2020大統領選

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ようやく終わったトランプ政府閉鎖〜タイムライン

 昨年12月、トランプはメキシコ国境に建てる壁の予算5.7ビリオン・ドルを得られず、政府一部閉鎖をおこなった。下院議長ナンシー・ペロシは予算承認を拒み、トランプと真っ向から対立。閉鎖は長引き、期間は史上最長の35日間にわたり、米国内は混乱を極めた。1月25日、トランプはとうとう根負けし、政府閉鎖をいったん解除した。

12/22
トランプ、壁の予算を議会が承認しなかったため、政府を一部閉鎖。連邦職員80万人と契約職員など計100万人が無給の出勤、または自宅待機に。アメリカでは年間でもっとも出費がかさむクリスマスの3日前。

12/28
連邦職員の給与日。この日は閉鎖の前日に締められた過去2週間分の給与が支給された。以後、閉鎖解除になるまで給与は支給されず、かつ閉鎖時期の給与が後付けで支払われる確証もなく、連邦職員は非常な危機感に見舞われた。
*給与は隔週金曜の支給

1/8
トランプ、政府閉鎖から11日目にようやく国民への公式スピーチ。

1/10
ワシントンDCで連邦政府職員による政府閉鎖反対デモが起こり始める。

1/11
給与日だが支給なし。ローンや持病への高額な医療費などを抱える連邦職員たちの危機感、悲壮感はますます募る。他者には見えにくかった弊害が、空港職員(連邦職員)の大量欠勤によって可視化されるようになる。託児所代が払えない、バイトをするなどの理由で欠勤者が増え、空港運営に支障が出始める。

1/16
ペロシ議長がトランプに「政府閉鎖によって議会場の警備が万全に行えないため、1月29日に予定されていた大統領の一般教書演説を延期する」と手紙を送付。

1/17
トランプがペロシ議長に「政府閉鎖で80万人のアメリカ人が給与を受け取っていない中、予定されていた貴殿の小旅行を中止する。民間機で行きたいなら、どうぞ」と手紙を送付。ペロシ議長の外遊にはアフガニスタン駐屯の米兵慰問が含まれており、警護上の理由から予定を事前公開しないのが通例。それを大統領が破り、かつ外遊と慰問を「小旅行」と揶揄。

1/17
ファースト・レディのメラニアは政府専用機でマイアミにあるトランプの私有リゾート、マーラゴへ。

1/23
トランプ、一般教書演説をおこなえる別の会場を探すと発言。

1/24
トランプ政権の、自身は資産家である長官が「給与を受け取れず、困窮している連邦職員はローンを借りろ」、トランプの次男の妻が「給与を受け取れない人たちのは小さな痛み、壁のための政府閉鎖は国の未来のため」と発言し、いずれも「マリー・アントワネットか」と批判される。メディアは住宅ローンが払えず、このままでは家を失うと泣く連邦職員などの報道を続ける。

1/24
政府閉鎖を終わらせるための共和党による法案、民主党による法案がいずれも否決。

1/24
トランプ、国家非常事態宣言を準備するも、発動せず。

1/25
12/22の政府閉鎖から35日目、2度目の給与支給日だが、支払いは行われず。トランプはついに閉鎖を一時的に解除すると発表。以後3週間の交渉期間に壁の予算を得られなければトランプが再び閉鎖をおこなう可能性もあるが、現時点の世論、トランプの低支持率を考えると実現は困難に思える。

 政府の閉鎖は35日間にわたって人々とアメリカを意味なく苦しめて終わったが、起こってしまった経済面でのマイナス効果が完全復旧するには相当な期間が必要という識者もいる。

 トランプは「壁」という高価過ぎるオモチャを買ってもらえず、オモチャ屋の通路にひっくり返って手足をバタつかせている幼児だ。この大柄な幼児の振る舞いがオモチャ屋全体をマヒさせた。オモチャ屋自体は破産を免れたものの、店員たちは破産まで紙一重に追い込まれたのだった。

 次期大統領には、少なくともこれほどまでに稚拙な行動を取らない、まっとうな大人を選ばなければならないのである。

2020大統領選まで、あと641日(1/31付)。候補者を決める州別の党員集会/予備選の第1弾まで、あと368日(1/31付)。
(堂本かおる)

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