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慰安婦支援ブランド使用禁止令が炎上。嫌韓感情を煽るメディアの責任

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MARYMONDホームページより

 「徴用工」やレーダー照射の問題を契機に、日韓関係は「過去最悪」とも言われている。日本側からの「反韓感情」も過去に例を見ない高まりを見せているが、そんななかある炎上が起きている。

 韓国のチェジュ航空から成田空港での地上業務を請け負っている日本企業・FMGが、従軍慰安婦支援などを掲げているチャリティーブランド・MARYMONDの製品を勤務中に使用しないようスタッフに指示していたことが明らかになったのだ。

 中央日報が伝えたところによると、昨年11月に入社した韓国人のスタッフはMARYMONDのエコバッグを持っていたという理由で担当マネジャーから指摘を受けた。そのエコバッグには政治的なスローガンが書かれているわけではなかったが<日本人上司が持続的に『まだカバンを変えていないのか』と指摘>してきたため、結局バッグを変えることになったという。

 その背景として、中央日報には<入社1年内に退社するとひと月分の月給より多い違約金を支払うことになっている雇用契約のため、異議を提起できなかった><入社前、会社側が外国人労働者ビザを受け入れたので違約金条項を甘受するよう強要した><仕事場を見つけなければならなかったため、使用側が提示した勤労契約書に同意するほかはない状況だった>という事情も語られている。

 スタッフが使用する業務に直接影響のない私物に関して会社が制限を加える権限に法的な根拠はあるのかという問題、MARYMOND製品の使用に関して会社は<政治的・宗教的意味を込めた物を許可していない>と主張しているが<政治的・宗教的意味>の線引きはどういった定義のうえでなされているのかなど、説明すべき点が山ほどある。

 そのなかでも本稿が考えたいのは、FMGがMARYMOND製品の使用を制限するにいたった契機として、<慰安婦支援のブランドではないか>との指摘が社外から入ったからであると説明していることだ。

 どうして、こういった意見に対する「忖度」が起こったのか。

MARYMONDとはいったいどんなブランドか?

 今回MARYMONDの使用を禁止されたスタッフは<政治スローガンが書かれていたものでもない><単に慰安婦おばあさんを後援する会社のカバンだから持つなというのは不合理ではないかと思った>と話している。実際その通りだろう。

 MARYMONDはオシャレなデザインゆえに若者に人気のブランドで、元Wanna Oneのカン・ダニエルとオン・ソンウ、miss Aのスジ、BTSのジンとV、SEVENTEENのエスクプス、俳優のパク・ボゴムなど、多くの韓国スターがブランド商品を身につけているのが確認されている。

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