嵐、ファンクラブ10万人増で激戦必須のコンサート抽選 ジャニーズの神対応に見る「いかに嵐が大切な存在か」

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 また、既存会員の優遇は、ある一定の転売対策にもなるはずだ。嵐のコンサートは長年、チケットの高額転売が問題視されてきた。たとえば、2018年末のドームツアーのチケットの定価は9,500円(ファンクラブ会員は9,000円)だが、チケット買売サイトには、その何倍もの値段での出品が何百件と確認されている。ちなみに、12月24日の東京ドーム公演には、1枚380,000円という驚愕の値段がついていたが、それでも買い手がついていたほどだ。ジャニーズ事務所もさまざまな対策に乗り出していたが、転売行為は横行していた。

 活動休止を受けて、さらにレアチケット化が必至の嵐のコンサートには、多くの転売屋が目をつけたに違いない。にわかに増加したFC会員10万人のなかには、そうした目的の人も少なからずいたのではないか。既存の会員に優先してチケットを回すことは、転売対策としてもいくばくかの効果をもたらすはずだ。

 こうして考えれば、今回のジャニーズ事務所の対応は、まさに“神対応”といえるだろう。それは、ジャニーズ事務所にとって嵐がいかに大切なグループであるかの証左でもあるようだ。

 嵐はジャニー喜多川氏の姪であり、メリー喜多川副社長の娘・藤島ジュリー景子氏の秘蔵っ子。1999年にデビューして以来、ジュリー氏の溺愛を一身に受けていた。叩き上げの飯島三智氏が育てたSMAPはよく“傍流”と称されるが、対する嵐はジャニーズの“本流”グループとして、ここまで成長してきたのだ。

 デビューから20年間、嵐はCDの売れ行きが伸び悩んだ冬の時代も経験しつつ、トップアイドルと呼ばれるまでの地位にのぼり詰めた。メンバーたちの努力があったことは言うまでもないことだが、ジャニーズ事務所としても、全力で彼らを育てあげた結果といえるだろう。

 そもそも、事務所の看板を背負う嵐の活動休止に合意したこと自体、事務所がどれだけ嵐のメンバーを大事な存在と認識しているかが分かる。

 トップアイドルの呼び名を恣にした嵐。ラスト2年間の経済効果は凄まじい額になることが予想されるが、ジャニーズ事務所は総力をあげてバックアップしていくはず。長く応援してきた古参ファンも、安心してついていけるというものだ。

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