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新井浩文の逮捕で飛び交う在日ヘイト。「韓国人は強姦民族」などという醜い差別がネット上を跋扈

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公式サイトより

 芸能界を震撼させた新井浩文の逮捕。名バイプレーヤーとして多くの映画・ドラマに出演していただけに、彼が関わった130本以上の作品の扱いも含め、騒動は拡大している。

 そんな事件のどさくさに紛れ、ひとつ看過できない現象が起きている。逮捕を伝えるニュースでは、新井浩文の本名・朴慶培(パク・キョンベ)も報じられ、多くの人に在日3世のルーツが知れ渡ることになった(新井浩文自身は出自を隠しておらず、2005年に国籍を北朝鮮から韓国に変えたことも含めて以前から公表している)。

 それを受け、新井浩文の犯した罪と、彼の出自を結びつけて罵倒するヘイトが跋扈しているのだ。インターネット上には、正視に耐えない、こんなグロテスクな言葉が大量に投稿されている。

<さすが在日朝鮮人 新井浩文グズ男だよね>
<新井って名前在日が多いから調べてみたら、やっぱりこの容疑者も在日だったわ。チョンは相変わらず強姦魔多いな>
<韓国人は強姦民族だと言うのはヘイトでも悪口でもない。統計的にも事実である。我が国の国民の多くが共通認識として考えているだろう。声を大にして言わないだけだ>
<在日3世で幾ら日本で生まれ育っても所詮は韓国人の血。日本で起きる韓国人犯罪の如何に多いことか。特に強制猥褻や強姦の性犯罪は韓国人のお家芸。韓国国内での性犯罪は日常茶飯事の異常民族>
(すべて原文ママ)

 新井は容疑を大筋で認めている一方で、「顔を押さえつけてはいない」と一部の被害者側の主張は否認しているという(2月2日付ニュースサイト「スポニチアネックス」)。真実はこれから明らかになっていくだろう。しかし、強制性交がある程度事実なのだとすれば、新井はこれから傷つけた被害者に真摯な謝罪を行い、自らが犯した罪にも真正面から向き合って償わなくてはならない。

 それは前提としてありつつも、今回の犯罪は新井浩文個人の問題であって、彼の出自とはなんの関係もない。彼の犯罪をきっかけにしてヘイトを声高に叫ぶことなど許されるものではない。

村本大輔(ウーマンラッシュアワー)、柳美里がヘイト批判をツイート

 芥川賞(1997年に『家族シネマ』で受賞)作家の柳美里氏はツイッターを通じ、<罪を犯した人の名前に「在日」を付けて検索してみてください。犯罪は国籍に起因するのですか? 韓国籍だということが、犯罪を起こさせるのですか?>とつぶやいたうえで、<ツイッターは、在日韓国・朝鮮人の未成年の子どもたちもやっています。これらのツイートは、在日韓国・朝鮮人に対する差別や憎悪を扇動しています>と警鐘を鳴らした。

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