稲垣吾郎の番組も終了? ジャニーズへの業界忖度で落ち続けるテレビの信用度

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 ここ最近で圧力と忖度を感じさせるような出来事は、ほかにもあった。朝の情報番組『おはよう朝日です』(ABCテレビ)の1月31日放送で、SMAPというグループが“なかったこと”のような扱いをされたのだ。番組では「2020年東京五輪のメイン会場として建設中の新国立競技場で、こけら落とし公演を行うアーティストを予想する」という企画を流したが、国立競技場でこれまでに単独ライブを行ったアーティストをまとめたフリップにSMAPの名前がなかったのである。

 そこには07年のDREAMS COME TRUEを筆頭に、計5組のアーティスト名が書かれており、SMAPはドリカムより前の05年に単独公演をしているのにも関わらず名前はなし。番組には芸能リポーターの井上公造氏が出演しており、「国立に縁が深い」として20年末でグループ活動を休止する嵐を最有力に挙げている。そのため視聴者がSNSに「嵐とSMAPを同じフリップに書いてはいけないという忖度?」「明らかなSMAP外しで不自然」「圧力ですか」といった疑問を投稿。結果、2月4日の放送では、05年から始まりSMAPの名前が追記された新たなフリップとともに、アナウンサーが「初めて(単独)ライブをしたのは2005年のSMAPです」と訂正。「決して他意はなかったのですが、誤解を招く表現でした。失礼しました」と謝罪した。

 昨年の11月には『歌のゴールデンヒット -年間売上げ1位の50年-』(TBS系)の中で、平成最大のヒット曲である「世界にひとつだけの花」の曲名が登場すべき場面で登場せず、完全になかったことにされてスルーとなったという珍事もあった。

 香取慎吾は『仮装大賞』の司会を17年間務めており、これはジャニーズを離れた後も変わらず継続している唯一の仕事だ。萩本欽一は、「『仮装大賞』をいずれは慎吾ちゃんに任せたいのよ」と公の場で発言しており、彼のバックアップがあるからこそスタッフはジャニーズの圧力に屈さずいられるのかもしれない。逆に言えば、業界の大御所が盾にならなければ、テレビは芸能事務所の言いなりということだ。

 こんな不自然なことをいつまでも続けていたら、それこそ視聴者はテレビの情報を信用できなくなるだろう。いち芸能事務所への忖度や圧力が幅を利かせている業界の提供する情報を、誰が信じられるだろうか。

(エリザベス松本)

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