ロフトのバレンタイン広告は取り下げ 「女性は嫉妬深い」「女性は足の引っ張り合いをする」「女性の友情は存在しない」というPRではモノは売れない

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「女性同士の対立を煽るもの」は社会に溢れている

 女性を貶めているほか、バレンタインの広告としても不適切だったと思われるロフトの広告だが、「女性は陰湿で友達間でも嫉妬が渦巻いている」「女性は女性を警戒すべき」と女性同士の対立を煽るメディアは少なくない。

 先月21日放送された『女が女に怒る夜2019愚痴始めSP』(日本テレビ系)もそうであった。

 スタジオにいる女性芸能人たちが自分の嫌いな女性のタイプを暴露するという内容であり、「妹系の女」「モテないんですと言う女」「平気な顔で裏切る女」などが挙げられ、その理由を熱く語っていた。また、週刊誌では「女の嫌いな女ランキング」というものを毎年のように発表している。

 上記のようなメディアから、私たちのなかには当たり前のように「女の敵は女」「女は陰湿で嫉妬深い」といった感覚が刷り込まれており、ロフトのバレンタイン広告に関しても「そんなに騒ぐことではない」「何も問題はないと思う」など、肯定的な意見も見られる。

 しかし、世の中には男女問わず様々なタイプの人間が存在しており、大雑把な人もいれば細かいことが気になる人もいるし、消極的な人もいれば自己顕示欲の強い人もいる。多様な性格の人が入り乱れる社会では、女性だけでなく男性間であっても「表面上は仲良くしていても実際は苦手」という関係は生まれるだろう。

 「女性は嫉妬深い」「女性は足の引っ張り合いをする」「女性の友情は存在しない」など、一概に型にはめられるものではない。男性に関しても同様だ。「女性とはそういうもの」「男性とはこういうもの」と決め付ければ、モノを売りやすい時代もあったかもしれないが、すでにそのやり方は古い。

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