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ローソン「悪魔のおにぎり」シリーズを食のプロが本気実食レビュー! 新登場の焼きうどん&トーストは“悪魔”か否か?

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昨年、突如として現われ話題をかっさらった「悪魔のおにぎり」。

 2018年10月、ローソンに「悪魔のおにぎり」(110円、税込以下同)という新商品が彗星のごとく登場し、各地で売り切れが続出した。

 この商品、「悪魔」などと大仰なネーミングであるが、おにぎりはさほど奇をてらったものではない。その正体は、麺つゆで炊いたご飯に天かすや青のりなどを混ぜ込むという、家庭でも再現できそうな味付けなのだ。しかし、これを「やみつき注意!!」「悪魔的なうまさ」といった強気な謳い文句で売り出したところ、今年1月9日時点での累計販売数は約1700万個に到達。なんと、ローソンのおにぎりで20年間トップを独走していた『シーチキンマヨネーズ』の売り上げを、一時的に抜くという革命を起こしてみせたのだ。

 そんな話題沸騰の「悪魔のおにぎり」が2019年1月15日、ごま油とねぎを加えてより風味豊かにリニューアルした。さらには、「悪魔の焼うどん」(399円)「悪魔のトースト」(125円)「悪魔のパン」(150円)という3種の新商品が「悪魔」シリーズの仲間入りを果たし、話題を呼んでいる。

 そこで今回は、この「悪魔シリーズ」全4種を、フードアナリスト協会に所属するフードアナリスト・重盛高雄氏が実食。遠慮無用のガチレビューを繰り広げてもらった。

おにぎりも焼うどんも、天かすの仕事ぶりが優秀!!

 「悪魔シリーズ」全4種を、張り切って食してくれた重盛氏。まずはさっそく、悪魔シリーズ代表格の「悪魔のおにぎり」を食べた感想は……?

「混ぜご飯はベタついた仕上がりになってしまうのが常ですが、この商品は、砕かれた天かすがベタつきをうまく解消してくれていますね。

 おにぎりの食感に大きく影響するのはズバリ、具材とご飯の混ぜ具合です。『悪魔のおにぎり』は混ぜ具合がまだら模様になっており、ひと口ごとに食味の違いを感じさせるという妙技を見せてくれましたね。今回、従来の商品とも比較すべく、『もち麦入り 梅しそごはんおにぎり』(125円)という商品も食べたのですが、こちらはもち麦が天かすのような効果を発揮していましたよ。ただ、ご飯の湿気を適度に保持するという役回りや、食欲をそそる“油感”は天かすならではですので、やっぱり『悪魔のおにぎり』には一本取られたかたちになりますね。

重盛高雄 フードアナリスト
ファストフード、外食産業に精通したフードアナリスト。ニュース番組、雑誌などに多数出演。2017年には「The Economist」誌(英国)から、日本のファストフード業界についてのインタビューを受けるなど、活躍の場を世界に広げている。
HP http://foodanalyst-pro.com/profile/profile.php?name=shigemoritakao00017

 もっとも、天かすと混ぜご飯にかつおだしの味付けは、おにぎりとしてはテッパンです。実際に、おかかのおにぎりはどのコンビニチェーンでも商品化されていますし、かつて天むすが流行ったのは、エビの尻尾が魅せる視覚的な要因があったからといえます。

 そんななかで『悪魔のおにぎり』が爆発的な人気を得た理由としては、110円という手頃な価格設定に加えて、小腹を満たすのにうってつけなサイズ感が挙げられるでしょう。また、見逃せないのは、おにぎりと謳いつつ海苔を使っていないということ。海苔はくちびるに付着してしまいやすいため、じつは女性からは少なからず敬遠される傾向にあるのです」(重盛氏)

 早くも絶賛ムードの重盛氏。「悪魔のおにぎり」は、さすが悪魔シリーズの人気の火付け役となっただけのことはありそうだ。では、そんなブームに便乗し、今年1月から新たに登場した「悪魔の焼うどん」「悪魔のトースト」「悪魔のパン」についてはどんなジャッジを下すか。

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満を持して新登場した「悪魔のトースト」(125円)/「悪魔のパン」(150円)/「悪魔の焼うどん」(399円)!! いったいどこが悪魔なのか……?

「『悪魔の焼うどん』は、焼うどん単体ですとベタベタした味わいで、ゼラチン質の醤油をしつこく感じてしまったのがファーストインプレッション。さらに、具材の“味付キャベツ玉葱炒め”は、具のサイズ・味わいともに微妙でした……。しかし、そこにまたも現れたのが天かすでした。脇役の天かすが途中から味付けの変化に力を貸してくれて、飽きさせることなく完食まで導いてくれたのです。麺にひっつく天かすの見た目と食感は焼うどんとしては定番の組み合わせですので、さすがにハーモニーは秀逸です。少量だけ入っている紅生姜も、口の中を適宜リフレッシュさせてくれました。

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これが「悪魔の焼うどん」。大量の天かすが麺にまとわりつく!!

 一方で、焼うどん自体はやみつきになるほどの味ではない、平凡さを感じてしまったことも確かです。まあ、ローソンの『これがのり弁当』(420円)などに比べれば、コストパフォーマンス的に消費者から喜ばれる商品なのかもしれません」(重盛氏)

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