フリーランスが田舎の一軒家つきコワーキングスペースで得たもの~千葉県南房総「まるも」1泊2日体験記

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 さて、まずはメインのコワーキングスペースの使い心地はどうか。まるもはフリースペースなので、好きなスペースで作業ができる。また、「共有スペース」と「集中スペース」の2部屋が用意されている。共有スペースには、仕事の打ち合わせをする人や黙々と仕事をする人、雑談をする人など、様々なスタイルで過ごす人がいる。この日は、5人ほどの利用者さんが作業を行っていた。

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こちらが「集中スペース」。じ、実際には人がいらっしゃいましたよ

 一方で、「集中スペース」は、黙々と仕事に没頭するための部屋だ。こちらは、さながら受験生で溢れる図書館のように、厳粛な雰囲気だった。ちなみに、上の写真は「集中スペース」のようすだが、見てのとおり無人である。しかし、実際には4~5人ほどの利用者がいた。筆者は、集中スペースで黙々と作業中の利用者さんたちに「写真撮って良いですか?」と聞く勇気がなかった。我ながら、シャイな性格だと思っている(スミマセン)。

 さて、ひと通りまるもの施設や利用者のようすを見て回った筆者も、満を持して作業に入ることにしよう。いつもとは違う作業環境に、自然と原稿を書くペースもはかどった。しかし、個人的にまるもを利用して一番グッときたのは、5分も歩けば海岸に出て東京湾を一望できるところだった。

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この日は快晴で、本当に気持ちが良かったです。仕事をして、気が向いたらちょっとだけ海に遊びに出て……メリハリってこういうことかな

 反町隆史の名曲「Forever」を聞きながら海沿いを散歩するのは、非常に粋な体験だった……これほどのリラックスタイムはなかなか味わえないだろう。真夏の昼下がりであれば、仕事そっちのけでTシャツを脱ぎ捨て、水着になってしまいそうな最高のロケーションだ。

 ちなみに、ひとつ注意するべきなのは、浜金谷駅周辺のほとんどの飲食店は、ラーメン屋だろうが回転寿司店だろうが18時ごろには閉まってしまうことだ。まるもの作業スペースにはキッチンが常設されており、近くのスーパーで食材を買って調理することもできる(そのスーパーも19時で閉まる)が、筆者はせっかくの出掛け先で自炊することがシャクだったので、朝2時まで営業している、「ガスト 浜金谷店」で夕食時を取った。この「ガスト」が、浜金谷駅最後の砦である。

 さて、仕事をして、海を眺めて、腹を満たしたら、あとは寝るだけだ。

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こちらが宿泊所。合宿のようでワクワクしますね

 宿泊所は、リノベーションされた一軒屋。広いリビングからは懐かしい木のにおいが漂い、筆者が求めていた非日常感を感じることができた。共同のキッチンも非常に綺麗で、お風呂は追い炊き機能が完備されており、長期滞在しても快適に暮らせそうだ。

 宿泊はゲストハウス方式で相部屋だ。ベッドは二段ベッドで、少し窮屈ではあるが寝苦しいということもない。ちょっとした修学旅行気分を味わえる。コワーキングスペースの利用費込みで4000円なら、宿泊所としても手軽だろう。

 いつしか眠りにつき、こうしてまるもの一日は過ぎていった。

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