フリーランスが田舎の一軒家つきコワーキングスペースで得たもの~千葉県南房総「まるも」1泊2日体験記

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まるもでは、十人十色の働き方が営まれていた

 コワーキングスペースまるもでは、「田舎フリーランス講座」(通称「いなフリ」)という集中セミナーを定期的に開催しており、フリーランスとしての生計の立て方をレクチャーしているという。まるもの利用者には、いなフリを受講したフリーランスの方も多いようだ。もちろん、各地からさまざまな仕事を持つ人がフラリと立ち寄ることもある。まるものスタッフ・後藤由江さんは「テレワークが可能な会社に勤めている人や、旅しながら仕事をしている人など、いろいろな経歴を持った人が訪れます」と話してくれた。

 実際に、今回出会った利用者さんに話を聞いてみたところ、世界旅行をしながらフリーランスとして働く大学生や、東京と浜金谷に家を借りて二拠点居住をしているという人がいた。「それ、めちゃくちゃトリッキーな働き方じゃん!」「なに、その人生の楽しみ方?」などなど驚かされることばかりで、自分の価値観の狭さと人生経験の浅さを痛感し、コワーキングスペースのデスクに頭を打ちつけたくなったほどだ。このように、コワーキングスペースでの会話も、まるもの醍醐味だろう。

 昭和~平成の日本では、新卒で入社して、終身雇用で定年を迎える……という画一的な働き方が当たり前とされてきた。しかし、まるもの利用者の働き方はまさに十人十色。多様なスタイルを持ち、自分の知らない世界で働いている人と接することで、自分自身の“働く”という価値観を、改めて見つめ直す機会にもなる。

 もちろん現状、フリーランスとして働いているかいないかは関係がない。現在の働き方に疑問を感じているビジネスパーソンや就職に悩んでいる就活生は、まるもに足を運んでみると良いかもしれない。

後記

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さよなら、「まるも」

 ちなみに、まるもの近くには金谷港が近くにあるので、フェリーで帰ることにした。フェリーは、東京湾を横断し、金谷港から神奈川県・久里浜までを約40分で結ぶ。神奈川方面に住んでいる人は、フェリーで来たほうが早いそうだ。筆者は船に乗るのが初めてだったので船酔いが心配だったが、とくに気分が悪くなることもなく、快適な船旅を味わうことができた。1泊2日の短い滞在期間ではあったが、ガッツリと仕事をした1日としても、人生を考えた1日としても、濃い時間を過ごした気がしている。

都会と金谷を繋ぐコミュニティスペース「まるも」はこちら

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