エンタメ

NGT48山口真帆の「告発」と「真相」の明らかな矛盾を第三者委員会は公表できるのか

【この記事のキーワード】
NGT48山口真帆の「告発」と「真相」の明らかな矛盾を第三者委員会は公表できるのかの画像1

ソニーミュージックNGT48オフィシャルwebページより

 NGT48の山口真帆が暴行被害に遭ったことが発覚してから、はや1カ月。NGT48は一部正規メンバーによる公演活動を再開させ、3月に発売するAKB48の55thシングルへの参加も発表された。グループは通常運転に戻りつつある。

 だがこの事件は謎に包まれたままだ。AKSは第三者委員会を発足し調査を開始したが、明らかにすべきことは山ほどある。すべての発端となった山口真帆のツイッターには、犯行の瞬間が、次のように克明に記されていた(現在は削除済み)。

 <その日も廊下に誰もいないことを確認して部屋に入りすぐドアを閉めようとしたら手が出てきました。そこからこじ開けられました。それから顔を捕まれ押し倒されそうになりました。必死に追い出そうとしました。巻けたら殺されると思ったから絶対に負けちゃいけないと思い、もう少しでその男を追い出せそうでした。そしたら、地会う男が向かいの部屋から出てきました。その部屋は違うメンバーが住んでた部屋でした。男は最初の男と代わって私の顔を掴み、同じように押し倒そうとしてきました。助けてと叫ぼうとしたけど、怖くて声が出ませんでした。叫ぼうとして1分くらいしてやっと声が出ました。「たすけてたすけて」と叫びました>

 NGT48の県外出身メンバーは、運営会社のAKSが借り上げたマンションを寮として利用していた。山口の向かいの部屋にもいずれかのメンバーが入居していたと考えるのが妥当である。

 山口真帆は、事件の告発動画でも、「悪いことをしているメンバーがいる」「1カ月待ったのに、劇場支配人は何も対処してくれなかった」と泣きながら訴えていた。これが事実であれば、あるメンバーが犯行をそそのかした、ということになる。

 こうした経緯から、ネットでは「男たちに加担したメンバーが内部にいる」と見なされ、「犯人探し」が盛んに行われた。これほど騒動が拡大したそもそもの原因はここにある。

 一方で運営側は当初、道で犯人グループの男に山口の帰宅時間を尋ねられて、不用意に教えてしまったメンバーがいる、と説明した。つまり、あくまで内通者などはおらず、「過激ファンの暴走」であると主張したのだ。しかしその後、山口の向かいの部屋を犯行グループの男が借りていた、と証言を翻している。事実はどこにあるのか。

 また、男たちは暴行容疑で逮捕、不起訴となったが、なぜか不法侵入罪には問われなかった。これは山口の向かいの部屋を借りていたためということなのだろうか。ではなぜ男たちは、アイドルの寮となるマンションの部屋を借りられたのか? アイドルが大勢住んでいるマンションの、しかも同じフロアに、男性が入居することはアイドルマネジメントの観点からリスクが高いといえるだろう。にもかかわらず、運営側から不動産管理会社の不手際を追及する声はない。

 そもそも、事件発生から1カ月にわたり、事件は公表されていなかった。あまりにも不自然な対応の遅れに、運営と犯行グループがズブズブの関係だったとの噂も広まった。運営はこの件を、公表する予定はなかったのかもしれない。山口が動画で危惧したような、他のメンバーにも悪影響を及ぼす重大事件としては、捉えられていない可能性がある。

1 2

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。