SMAPとの愛すべき思い出の数々、チーフマネI女史にも安らぎを提供した聖地が閉店

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スケジュールの押し巻きまできっちり把握しているマスター

 だけどその栄光も今昔。2008年、『スマスマ』が台場のフジテレビ本社及び湾岸スタジオでの収録に変更になってね。週1〜2回のTMC通いが無くなってしまったのよ。距離的にははっきり言って台場やテレコムセンター駅の方が、都内のテレビ局各局から近くてアクセスも良好なんだけど、今昔庵とのバイバイはかなりの痛手でね。でも1番悲しかったのはやっぱりマスターで、TMCでの『スマスマ』収録が無くなってからすっかり元気を無くしてしまって、一時は「どうやら入院したらしい」との報が。でも数カ月後、何とか仕事を再開して「大丈夫、いずれまたSMAPは帰ってくるから」との言葉と共に大復活を遂げたの。

 どうなる事か心配していたんだけど、そこは名物マスター。いつしかすっかりペースを取り戻して、ドラマの取材でTMCに行くと相変わらず「今日は誰の取材なの?」と聞いてくれて、取材対象者の名前を告げると「彼女は収録中だよ。さっきまで巻いてたけど、今は押してる」とスケジュールの押し巻きまできっちり把握している安定の存在感で、さすがマスターって感じだったのよ。

 どんな女優さんたちからも好かれていて、正面玄関から皆さん車で帰られるんだけど、大抵の女優さんは車に乗ってから窓を開けてマスターに手を振るという光景が普通で。マスターのお迎えとお見送りは定番であり、それも名物だったのよ。

 『スマスマ』が終わってからも、TMCはバラエティー番組やフジテレビ系のドラマ、読売テレビのドラマを収録していたし、日本テレビ系もゴールデンタイムのドラマ3本のうち、生田スタジオでは2本しか撮れず、1本はTMCで撮るから、なんだかんだTMCに行く機会も多くて。で、時間が無くて今昔庵でインタビューだけしてご飯が食べられず、トンボ帰りしなくちゃいけない時なんかは、マスターに「ごめんね〜」と言いに行くんだけど。「そっか、しょうがないなぁ。次は絶対に来てよ。はい、飴ちゃんおみやげ」なんて言ってくれたっけ。そう言えばご飯を食べている時に1回だけ、野菜をほんの少し残しちゃったんだけど、「野菜はちゃんと食べる」って叱られて。朝からコーヒーを2杯ぐらい飲んで夕方にまたお代わりしたら「もうコーヒーは止めておきな」って言ってくれたり。ただの1記者にもこんな丁寧なケアをしてくれるそんな人だったの。

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