ビッグダディから5年、美奈子は“絶対的な味方”を見つけたか 波乱の『ザ・ノンフィクション』

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 実家に戻る気はないのかと番組スタッフに聞かれた長男は「ないですね」「ひとりのほうが気が楽」「縛られたくない」と答え、美奈子さんの出産についても「もうどうも思いません」「今から産まれても自分には関係ない」とすげない。そればかりではない。長男は「(家族とは)もう関わらないつもりで縁も切ろうと思います。なんかもう面倒くさいので」とまで口にしていた。

 だが義人さんは、「長男の気持ちは分かる。今まで色々我慢してきたのもあると思う。ちゃんと就職して一つのことをやり続けてほしい」と語り、もう無理に連れ戻そうとはしない。美奈子さんも、いつか長男が親になり「途中から親になるってこんなに大変なんだな」と気づくときが来たら、義人さんと和解できるのではないかと考えている。両者とも、今は長男とわかり合うのは難しい、と現実的な結論を出しているようだ。

 そうして美奈子さんは無事、第八子となる七女を出産。義人さんは「本当に頑張った」と泣いて喜び、美奈子さんに「ありがとう」と声を掛ける。そして「俺が頑張るしかない、仕事も子育ても、美奈子に対しても、喧嘩いっぱいしてきちゃったけど。もう俺はいい加減本当に、本当かよと思われるかもしれないけど、家族のために生きていく」と決意を固めた。

 一週間後、退院した美奈子さんと七女を、義人さんと子どもたちは、部屋を飾りつけして迎えた。義人さんから結婚指輪を、子どもたちから寄せ書きをプレゼントされた美奈子さんは喜びの涙を見せる。そこに長男と長女の姿はなかったが、エンディングで義人さんは「父親だと認めてもらえるよう、色々な問題を解決して頑張りたい」と語っていた。

 義人さんとの結婚は美奈子さんにとって4回目(3人目)。子ども時代は父親から虐待を受け、最初の夫からは暴力を受けてシェルターに逃げ、ビッグダディこと林下さんとの結婚生活ではコミュニケーションがうまくいかず離婚に至った。『ハダカの美奈子』に記されていた半生からは、男たちに翻弄されて生きてきたことがうかがえたが、今回『ザ・ノンフィクション』が密着した美奈子さんは、義人さんと互いに対等な関係を築くべくぶつかっているように見えた。そして義人さんが、美奈子さんの“絶対的な味方”であることも、伝わってきた。意見が対立し壮絶な口喧嘩をしても、自己中心的な理由からの喧嘩ではないし、暴力に発展するわけでもなく、最終的には互いの気持ちを慮っているように感じたのだ。新生児の世話で心身ともに大変であろうが、居心地の良い家庭を築いてほしい。

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