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池江璃花子選手の白血病公表で注目集める骨髄バンク ドナー登録、提供の流れ

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「Getty Images」より

 競泳の池江璃花子選手の白血病公表を受け、「骨髄バンク」に注目が集まっている。「骨髄バンク」の名前は多くの人が周知しているだろうが、どのようにドナー登録するのか、登録後に提供を依頼されたらどうなるのか等は、よく知られていない。

 骨髄バンクは、血液の病気で骨髄等の移植を希望する患者と、骨髄等を提供するドナーをつなげる機関だ。骨髄バンクでは現在、非血縁者間の「骨髄移植」と「末梢血幹細胞移植」のコーディネートが行われている。

 骨髄バンクHPによると、2018年12月時点での提供希望者(ドナー)登録数は49万3627人。骨髄バンクを通じて骨髄移植を希望している患者は3000人以上いるが、移植するには提供者と患者の「HLA(白血球の血液型)」が一致していなければならず、HLAの組み合わせは数万通りも存在するため、実際に1年間で行われる骨髄移植はおよそ1200人にとどまるという。骨髄バンクに登録する人が増えれば、患者とHLAが一致するドナーが見つかる可能性は高くなる。

 骨髄バンク登録にはいくつか条件があり、18~54歳の健康な男女、男性は体重45kg以上・女性は体重40kg以上、骨髄および末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している人と定められている。病気療養や服薬、病歴、貧血、感染症、過度の肥満などがある人は登録することができない。なお、実際に骨髄・末梢血幹細胞を提供できる年齢は20~55歳で、提供にあたっては家族の同意が必要となる。

 骨髄バンク登録は、最寄りの献血ルームや保健所等が窓口となっている。あらかじめ登録のしおり「チャンス」(Web版は公式サイトからダウンロード可能。冊子版は資料請求で取り寄せ可能)に目を通した上で、添付されている登録申込書に記入しておくと、登録がスムーズに進行する。登録窓口で説明を受け、登録申込書を提出し、申込手続きを済ませた後、HLAを調べるために2mlの採血が行われる。後日、登録完了ドナー登録確認書が送付される。登録すれば、後は「待機」となる。

 忘れたくないのが、待機中に引っ越しなどをした場合の住所変更手続きである。患者に適合するドナーが見つかっても、本人と連絡が取れないケースは少なくないという。

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