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高視聴率ドラマ『3年A組』、まだ間に合う「明かされた謎、残された疑問」

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『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』公式サイトより

 菅田将暉主演の連続ドラマ『3年A組-今から皆さん、人質です-』(日本テレビ系)が二桁視聴率をキープし続けている。今月15日放送の第6話視聴率はこれまでで最高の11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。時間帯は異なるが、同じ日曜の大河ドラマ『いだてん』(NHK)や『グッドワイフ』(TBS系)といった高視聴率常連枠のドラマがいずれも一桁で低迷していることを考えると、数字の面では『3年A組』が圧倒的な勝利といえる。

 主人公は、卒業式の10日前に、担任する3年A組の生徒29人を人質にして学校に立てこもるという狂気じみた行為をやっているように見せかけて実は生徒思いらしい、美術教師・柊一颯。菅田将暉の演技力は言わずもがな、そんな一颯によって極限状態に追い込まれ、しかし少しずつだが成長を見せていく生徒たちを演じている、若き役者たちの奮闘ぶりもまた凄い。

 一颯は人質にした生徒たちに、自殺したとされるクラスメイトの景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相を導き出すよう要求。澪奈はなぜ死を選んだのか、澪奈を貶めるフェイク動画を投稿したのは誰か、撮影者は誰で、撮影者に指示したのは誰か……。誤答の場合は生徒の誰かが犠牲になる(一颯が殺す)。

 初回からショッキングな描写が続く同作だが、実は一颯は誰も殺していない。生徒たちも「先生は私たちのためにこんな事件を起こした」のだと徐々に気づいていく。視聴者も最終回まで継続して見たくなる、まさに「続きが気になって仕方ない」つくりが秀逸だ。

 刑事や婚約者の父などの協力を得て、おそらく入念に今回のことを計画してきたであろう一颯は、病気で余命僅か。各話ごとに違う生徒にスポットが当たり、次から次へと新事実が発覚していくが、設定そのものは案外わかりやすく、とっつきやすい作品でもある。

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