高視聴率ドラマ『3年A組』、まだ間に合う「明かされた謎、残された疑問」

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菅田将暉演じる教師の「演説」がすごい

 未熟な子どもたちの過ちの連鎖は、澪奈を追い詰めた。一颯はそんな生徒たちの幼稚さを指摘し、熱く訴え、教え導こうとしているように見える。時に涙を流すこともあるが、言っていることそのもの、つまり生徒たちに伝えたいことは、ストレートでわかりやすい。毎話、一颯の演説シーンがアツい。

「過去の自分が、今の自分を救う! だから、過去から目を背けているお前も、お前も、お前も、極めて幼稚なガキのまま成長が止まってるってわけだ! そんな奴らが一体何から卒業するって言うんだよ!」
「悪意にまみれたナイフで穢れなき弱者を傷つけないように、変わるんだよ! 変わってくれ……」
「お前は、景山にしたことが自分にされたらどんな思いをするのか、考えたことあったのか」
「逃げるなぁっ! お前に足りなかったものは、想像力だ。嘘の投稿で、言われのない中傷を受けたら、どれほど傷つくのか。お前にはその痛みを想像できなかった」
「真壁は自分が選手として復帰できなくなった時に、相手を憎むのではなく仲間をサポートする道を選んだ。熊沢だって彼女に勝とうと努力をして負の感情を跳ね返した。お前はどうだ? 傷ついた悲しみを明日の活力に変えられなかった。それが、お前の弱さだ!」
「夢を諦めた自分と対照的な彼女が妬ましかった。違うか? お前が抱いた悩みや苦しみを、仲間に、教師に、誰か助けてくれってお前はすがったか?」
「遅いなんて言わせない。真実を明かして、明日と闘え、抗え! もがいて掴め! 生きてるお前にはそれができるんだよ」
「みんなお前と一緒だよ。もがいて、それでも、正解を求めて前を向く。ダメなら傷つきながら引き返す。また歯を食いしばって前を向く。みんなみっともないんだよ。でも、それがいい。恥もかかずに強くなれると思うな! お前のこれまでは、誰が何と言おうと絶対間違ってない!」

 一颯の語るような“正しさ”を持つことは大人でも容易ではないが、菅田将暉の演技には、説得力がある。

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