錦戸亮『トレース』ヒロインの新木優子が仲間入りした“ジャニーズ御用達女優”って何!?

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 キャスティング権限を持つのはテレビ局側のはずだが、そこに口を挟むジャニーズ事務所のパワーは未だ健在なのだろうか。こうした“ジャニーズ御用達女優”のシステムは、かつてドラマ全盛の時代にかたちづくられた。高視聴率ドラマの申し子である木村拓哉をはじめ、数字を持つジャニーズタレントの主演を獲得することは、テレビ局の至上命題だった。ジャニーズ事務所とテレビ局のパワーバランスが偏ってしまい、歪な関係性が築かれたと考えられる。

 たしかに女優側にとっても、人気ドラマの出演権を得られるならば、ジャニーズの“指名”を得られることはメリットだっただろう。しかし、ドラマ視聴率が一桁台でも珍しくなく、ジャニーズタレントが主演したからといって高視聴率が望めるわけでもない現在、かえってその指名が重荷となることもある。たとえば決してコケられない俳優・木村拓哉の相手役となると、数字が振るわなかった場合に戦犯にされかねないというリスクがついてまわる。

 ドラマ制作側からしても、ジャニーズの事情ばかり優先してキャスティングの選択肢が狭まることはデメリット。高視聴率と引き換えだった頃は目をつぶれても、視聴率という旨みがなければ現場の不満につながるだろう。

 また、“ジャニーズ御用達女優”もいれば、“ジャニーズNG女優”もいる。ジャニーズに限らず犬猿の仲や事務所のパワーバランスに配慮することはあるとはいえ、露骨な優遇やNG指定はクリエイティブの観点からも不健全だ。一般視聴者も、無関係な業界事情がチラつくドラマには辟易してしまう。

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