宇賀なつみアナが涙ながらに「報道」の現状への違和感を吐露 変わりゆくテレビ朝日

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 すると、羽鳥アナは非常に苦い表情をしながら、<僕は違うと思います。広めるために炎上させるのはダメだと思いますね>と言い放つ。

 そして、「テレビは不安を解消する道具で、真実を伝える道具ではなくなった」という意見にも、<それじゃダメなんですか?>と反論した。

 ただ、バラエティ番組ならばそれでもいいのかもしれないが、報道番組である以上、視聴者が見たくない不都合な真実を突きつけなくてはいけないときもあるし、他人事で済ませるのではなくきちんと考えさせなくてはならない場面もある。

 そういった内容に触れていくことは、必然的に政権批判につながっていくことにもなる。しかし、それこそがジャーナリズムの役割だろう。

 現在のテレビでは日に日にそれができなくなりつつある。朝も昼も、情報番組は各局揃ってバラエティ番組となった。だから、宇賀アナは<やっぱり報道という世界に憧れて入ってきた自分は、『うーん、ちょっと現実は違ったな』と思って情けなかったり悔しかったりすることは確かにありますね>と語ったのだ。

小川彩佳アナの「左遷」の原因

 テレビ朝日からは、元『報道ステーション』サブキャスターの小川彩佳アナも、近く退社する予定だ。正式な退社日はまだ発表されていないが、現在出演中の『AbemaPrime』(AbemaTV)は3月いっぱいで卒業予定で、退社後はフリーアナウンサーとして活動する。

 小川アナは2018年9月に7年半近く続けた『報道ステーション』サブキャスターを卒業しているが、その人事の裏には、まさしく、視聴者に「真実」ではなく「安心」を与える番組づくりに変わる流れが影響していた。

 「週刊文春」(文藝春秋)2018年8月30日号によれば、“テレ朝のドン”こと早河洋会長からの<クール(三カ月)の平均視聴率を11%に上げろ>という命を受けて就任した新チーフプロデューサーは、7月12日の放送終了後にスタッフを集めて行った今後の方針発表で、驚くような発言をしたと伝えている。

<(いまの報ステの)イメージは偏差値七十くらい。東大は入れるんじゃないかという感じ。偏差値五十の庶民が見た時に理解できないからチャンネルを変えちゃおうとなっちゃってる>

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