発熱で寝込んでも「女のくせにグウタラして」と叱り飛ばす労わりゼロの感覚に「NO!」

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「Getty Images」より

 「家事は女の仕事」と思っている男性も多いし、女性も多い。たとえ共働きでも、家事は女性の仕事としている家庭も多いだろう。筆者の周りも、仕事を続けつつ、子育てと家事も一手に引き受けるママさんが何人もいる。一方で、家事の得意なパパさんもいて頼もしい。

 そもそも身の回りのことがひと通りできる、というのは人間としての基本だと思う。食事も作れない・洗濯もできないというのでは、生活していく上で本人が困るだろうし、「家事は女の仕事」だなんて遠ざけたら軽蔑されても仕方ない時代だ。ところがこのトピ主の義父はまさに「家事は女の仕事」と頑な。しかも自分が正しいという信念のもと、周囲に攻撃的なのである。

女のくせに

 トピ主(既婚女性・アラフィフ)は、トピタイトルのセリフを同居の義父に言われ家出中。2泊3日目をビジネスホテルで過ごし、職場へはホテルから通っているという。家族構成は、3歳上の夫との間に、子供が3人。上から大学生の女の子、高校生の男の子、中学生の男の子。そして義父は健康なアラウンド80だそうだ。

 義母が4年前に他界したのち、トピ主家族の自宅に義父を呼び寄せる形で同居を開始したが、義父は炊事や洗濯が一切できず、何もしない上にそれらをやってくれるトピ主への感謝もなく攻撃的で始末に負えないようである。何もしない義父の世話をし続けて4年近くが経ったという。

 義母死去当初はトピ主が仕事帰りに立ち寄って食事作りや家事をしていたが、トピ主の体力が持たず、話し合いで同居を決定した。だが義父は元来、亭主関白で男性優位志向の強い人で、同居当初は「作り置きした昼食をレンジで温める」という事すら「嫁がいるのにこんな事させるのか」と不満をこぼしていた。洗濯物を畳んでいる息子に「男がそんなみっともない事をするな」と怒鳴り、畳んだ洗濯物をぐちゃぐちゃにしたこともある。その他、子どもたちが食事作りを手伝ったり風呂掃除をしたりするのも義父から見れば「母親が働いているせいでやらされるかわいそうな子ども」となる。

「義父にもプライドがあるのはわかります。高度経済成長を支え企業戦士で働き家庭のことを顧みる余裕はなかったのかもしれません。その義父を支えた専業主婦の義母亡き今、どう生きていけばいいのか戸惑っておられるのでしょう。だからこそ、ご飯の炊き方やインスタントラーメンの作り方などを教え一人でできる事を少しでも増やしてあげたいと思うのですが、それすら断固拒否。『この家には女が2人いるだろう』『女がやる事をするつもりはない』だそうです」

 肝心の夫は基本的に帰りが遅く、こうした場面を目撃する事は滅多にない。目にした時は注意するのだが、義父は聞く耳は持たず、父子喧嘩が勃発するだけとなる。なんなら、夫が手伝い程度の家事をすることにすら義父は「父親が情けない姿を晒すな」と怒り出し、親子で大喧嘩になったこともあったようだ。

 そんな生活を4年続け、ついに先日トピ主はキレた。高熱で丸1日寝込んだトピ主だが、義父は寝室までやって来て「女のくせにグウタラして」「メシはどうするつもりだ。」「だから女はダメだ。男は気合が違うから高熱など出さん!」と言い放った。もう知らん、家出だ……となり、ビジホにいるというわけである。

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