ポイントカードや「次回使えるクーポン」は本当にお得なのか? ムダな出費を誘う仕組み

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ポイント還元も同じ仕組み

 この「すでに手にしているものが惜しくて、さらに出費をしてしまう心理」をうまくくすぐるのが、ポイント商法。

 商品を購入した時や、サービスを利用した時にもらえるポイントがどんどん貯まっていくと、それを使わないまま期限切れになるのは耐えられません。「そろそろ有効期限が来ますよ」とスマホやPCにどんどん通知が来ます。すると、慌ててそのポイントを使うために、また新たな買い物をし、そしてまたポイントが付与され……以下、繰り返し。

 日本人はとにかくポイントを貯めるのが好き。それをくすぐる高還元キャンペーンが日々繰り広げられているのはご存じの通り。私たちは、なかなか「トクする権利」を手放せないものなのですね。

 こうした「オトクを手放したくない心理」から逃れるには、1つは「誰がトクするの?」と考えてみること。

 無料になりますよ、割引しますよ、とお店や企業側がサービスするのは、もちろん消費者にお金を使ってもらいたいがため。一度訪れたお客に再び来店してほしい、割引してでもより多く買ってほしい、無料をエサに来店を誘い、ついで買いをしてほしい、そういう狙いがあるからです。本当に欲しいものを安く手にできるのなら有意義ですが、「トクする権利」を使うために余計なお金を使おうとしてはいないか、自分の行動を振り返ってみることは大切です。

 とはいえ、いったん手にしてもらうと心は揺れます。本来はこうしたクーポンはもらわないか、もらってもすぐ処分するのが一番なのですが……。

 また、ポイントの場合は、それがいくら相当なのかと金額に置き換えてみるのも有効です。100ポイントというと大きく感じますが、これが1ポイント=1円なら100円ということに。もちろん100円は少なくない金額ではありますが、この100円相当のポイントを失効させないために新たに1000円の買い物をするのは本末転倒な行動ではないでしょうか? もし、「有効期限が切れますよ」とお知らせが来たポイントが、100円程度なら無理に使わずすっぱり諦める――というのも1つの方法です。

 冒頭で紹介した「Coke ON」のスタンプ帳の有効期限は、最初のスタンプ獲得から数えて365日だそう。もちろん15個貯めて無料クーポンをゲットしたいものですが、それはそれとして健康のためにせっせと歩くことを第一の目的とし、活用しようと思います。

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