就活は学生側がいかに自分を企業に売り込むか HAL東京の「就職作品プレゼンテーション」がスゴすぎた!!

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【先端ロボット開発学科】実用化への期待が高まる健康管理デバイス!

 続いては、制御系システム分野のブースへ向かった。先端ロボット開発学科3年生の森田奨平さんの展示は、「健康管理IoTシステム」だ。

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先端ロボット開発学科3年生/森田奨平さんのブース

 モノとインターネットが接続される「IoT(Internet of Things)」という仕組みは、この頃さまざまなところで聞くようになったが、森田さんの展示もまさにそのひとつだ。

 このデバイスを指で持つと、体温や心拍数、酸素濃度がサーバーに即時に送信されるシステムになっている。LINEと連携することが出来るので、たとえば家族のグループLINEでデータを共有すれば、遠方に住む高齢者の健康状態の把握にも役立つ。もし数値が極端に高かったり低かったりしたときは、病気の早期発見にもつながるだろう。核家族化や高齢化が進むなかで、社会の需要とマッチしたプロダクトだと感じた。

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LINE画面上では、かわいらしいキャラクターが健康状態を通知してくれる

「開発には『Raspberry Pi』という小型パソコンを使っているのですが、構想から完成までの約4カ月のうち、半分近くは勉強に費やしました。本来は、Raspberry Piの用途はロボット作りがメインで、今回のようにサーバーやLINEを動かすのに使われることはあまりないんですよね。資料を探しつつ、自分で調べていくのは大変な作業でした。

 企業の方々からは高評価をいただいていますが、本当はデバイスの形状をウェアラブルな腕時計型にしたかったので、自分としてはまだまだ納得していないところもあります。できればこれからも開発を続けていきたいです!」(森田さん)

【高度情報処理学科】最先端のITを駆使して自分がほしい便利ソフトを作っちゃう

 次はIT分野のブースにやってきた。こちらは出展学生数が多く、室内は大勢の学生・企業関係者たちでにぎわっていた。

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IT分野のブース風景

 高度情報処理学科3年生の小林勇樹さんが展示しているのは、プログラム言語「C#」の音声認識APIを使用した「Voice Action」。

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高度情報処理学科3年生/小林勇樹さんの展示

「コンピュータを起動した直後にマウスやキーボードで行う操作って、ある程度は限られてしまいませんか? パソコン操作を自分の声によって簡単に実行させられるのが、Voice Actionです。開発当初は、登録してある言葉以外は認識できないという課題があったのですが、『そこを実現できたら面白いよね』と先生からアドバイスをいただき試行錯誤を続けた結果、『Microsoft Azure』のクラウドサービスを利用することでクリアしました」(小林さん)

 さっそく、小林さんに実演をお願いしてみよう。小林さんが「YouTube」とパソコンに声を吹き込んで実演すると、ただちにYouTubeの画面が立ち上がった。

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小林さんの「YouTube!」という呼びかけをシステムが認識する

「Windows本体にもはじめから音声認識機能はついているのですが、精度が低かったり、機械学習を積まないと聞き取ってもらえなかったりするため、いつも不便に感じていたんです。HAL東京に入学する前はプログラミング未経験でしたが、今では自分がプライベートで使いたい便利ソフトを作ってしまえるようになりました」(小林さん)

 このVoice Actionは、身体が不自由な方のサポートにも応用できるとのこと。「基本的に新しいものが好き」と言う小林さんは、将来的にはセキュリティやインフラ分野の開発に携わっていきたいそう。この技術を活かしてぜひ活躍してもらいたい。

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