中居正広が冠番組『ナカイの窓』で外国人労働者を嘲笑して大炎上「ずりせんですか?」

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日本人の「母語話者優位主義」

 元TBSアナウンサーで、現在はタレント・エッセイストとして活躍している小島慶子氏は、現在オーストラリアに住んでいるが、対談集「さよなら!ハラスメント 自分と社会を変える11の知恵」(晶文社)におさめられたフリージャーナリストの中野円佳氏との対談のなかで、このように語っている。

<気になるのが、日本の人たちの母語話者優位主義とも呼べるべきものです。オーストラリアには英語が母語でない人が大勢いるので、建前上は不完全な英語をしゃべることで相手を差別してはいけないという合意があるように感じます。みんなけっこう親切です>

 対談相手の中野氏も現在はシンガポールで生活しているが、<シンガポールは、シンガリッシュといってシンガポール人自身の英語がイギリス英語やアメリカ英語の文法からすると若干適当なところがあるし、中国語が母語という人も多いので、基本的にこちらが言おうとしていることをわかってくれようとする姿勢がすごく強いと感じます。中国語で話しかけられてジェスチャーで適当に理解し合うみたいなこともありますし>と話し、シンガポールにおいても、オーストラリアと同じく、ちょっとした言葉の間違いで小馬鹿にしたりする風習はないと証言する。

 しかし、日本は違う。小島氏は「母語話者優位主義」の結果として起きている現象をこのように語っていた。

<日本だと、ちょっとイントネーションがおかしいだけで、「あいつ日本語変」みたいな「いじり」をやるじゃないですか。外国人人口はどんどん増えているのに、日本語が母語の人のほうがクラスが上で、ロバート・キャンベルさんや、デーブ・スペクターさん、ピーター・フランクルさん並みにしゃべれないとなかなか仲間だと認めない>

 まさしく、今回の『ナカイの窓』で起きていたことである。

バラエティ番組は日常のコミュニケーションのサンプルになる

 中居が<外国人の研修生、最近なんか増えてるのよ>と言った通り、外国人技能実習生の数は右肩上がりを続けている。そして、彼らの多くが非人道的なブラック労働に苦しんでおり、社会問題となっているのもご存知の通りだ。

 外国人技能実習生に対する日本語教育の問題もしばしば議論されてきたが、この状況は、今後どんどん深刻化していくだろう。

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