真実を歪め偏見に満ちた政治団体「日本母親連盟」の主張を一蹴した山本太郎参議院議員

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「東日本大震災は人工地震だった」と主張する団体顧問

 まず、「16. 原発稼働ゼロおよび原発廃炉の推進」は、マニフェストに記載された文章だけを読めば山本議員の考えとズレはないようだが、同団体顧問で歯科医の杉田穂高氏の考えとは一致しないという。今年2月、同団体神奈川県支部の発足集会で杉田氏は以下の発言をしていたからだ。

“はっきり言います。3.11福島大震災、あれはやられたんです”

“こいつ陰謀論で頭おかしいと思うかもしれませんが、これは本当の、本当の、本当の話なんです。やられたんです。なぜならば、海に、福島からはるか離れた海洋上にいた空母があるんです。アメリカの。ここの乗組員もすごく被ばくして、みんなガンになってるんです。福島の人間なんて比じゃないくらいガンになっている。海底に核爆発を起こして、みんな被爆したから”

 杉田氏は、東日本大震災はアメリカが起こした“人工地震”と主張しているが、海底核爆発や人工地震の確認はされていない。山本太郎議員もこの根拠のない主張に否定的であり、「そういう方が顧問にいるところと、一緒に選挙をやるのはなかなか考えづらい」のだ。

放射性物質こそが今の人間を浄化する力がある?

 また、スピリチュアル的な考えが根底にあると指摘したのは、「17.放射能汚染土拡散の禁止」と「27.水と土地を外国に渡さない施策」だ。

 「17.放射能汚染土拡散の禁止」についても山本太郎議員は、日本母親連盟の顧問・内海聡氏を応援する立場を取る、日本ホメオパシー医学協会代表の由井寅子氏の「放射性物質には人間を浄化する力がある」という発言を紹介し、「自分の考えとは違う」と説明した。

 由井寅子氏の主張はこうだった。

“放射性物質こそが今の人間を浄化する力があるように思うのです。もっとも病原体をレメディー化することで病気に感染する原因を浄化し、病気予防が達成されたり、かかっても軽く済ませることができるように、放射線や放射線物質をレメディー化してとることで、放射線や放射線物質による害を跳ね返せない原因を浄化することができると思うのです”

“ホメオパシー愛好者が病原体を信頼しているように放射能を信頼することです。その信頼の中で恐怖は手放され自分を真に信頼する力が取り戻されるのです”

 ちなみに、ホメオパシーとは「症状をおこすものは症状を取り去る」という原則(類似の法則)のもと、ある成分を極端に希釈し、もとの成分がほとんど残っていない状態まで薄めた液体を砂糖玉に組み込んだ丸薬(レメディ)を服用しつづけると、その成分に関連する疾患を緩和する薬効があるという主張だ。

 山本太郎議員は、由井氏は「放射能から身を守るためには“福島で採取した土を希釈振とう(薄めた)して出来たレメディー(砂糖玉)”を服用すればいい」と主張し、さらに由井氏率いる団体が「福島の土」のレメディを商品化していることに「ちょっと理解に苦しむ」と述べた。

 日本母親連盟東京支部長のブログによれば、「今までの家庭の常備薬に代わって、ホメオパシーの基本キットが全国に行き渡るように…というのが寅子先生の願い」だという。

 一方、「27.水と土地を外国に渡さない施策」について山本議員は、水道民営化反対に異論はないとしながらも、日本母親連盟神奈川県支部の支部長の発言には首を傾げる部分があったと指摘。

 支部長は以前の講演で、“マザーウォーター”という水を持ちながら

“マザーウォーターとは、地球の波動を原初のものに戻すために造られたもの”

“マザーウォーターは水道民営化とつながっており、水というのは情報を記憶する媒体、品川区の水質が下がった日はちょうど湾岸戦争が起こった日だった、戦争という周波数を水が吸い込んで一気に広がった、なぜなら世界は水と繋がっているから”

 と、熱弁をふるっていたという。確かに素直に頷ける話ではない。

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