生きづらさを感じている女性に「届けたいメッセージ」はない/『誰かが私をきらいでも』及川眠子さん

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メッセージの押し売りはしない

及川:ツイッターで知り合った若い女性の文筆家とトークしたとき、彼女が、ある大学の教授に「女を使って仕事をしているから、娼婦みたいなものだ」といわれた出来事についての話になったんです。私も似たようなことをいわれたことはあるんですが、私は女であることも武器にしている。それを商売というのなら、女を使っているのと同じだけど、「娼婦と~」というその、職業への貴賤意識のほうが気持ち悪いと感じますね。

――今回は本という文章の形ですが、歌詞では、生きづらさを感じている女性にどんなメッセージを届けたいですか。

及川:届けたい、というのはないんです。応援歌やメッセージソングの押し売りはしたくない。それは作詞家として徹底しています。何が救いになるかはそのひと自身にしか分からないことだから、歌を聞いて救われたり気持ちが軽くなったりしてくれれば、私が書いている意味があると思うだけですね。

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