錦戸亮の覚悟とジャニーズ事務所の決断
錦戸は関西ジャニーズJr.のころから約20年間も在籍しているのだから、ジャニーズの強大な権力については重々承知しているはず。それでも退所の意向であるとすれば、かなりの覚悟があるのだろう。または長年のアイドル業に疲弊し、自由な人生を求めて――と捉えることもできる。
そんな錦戸には、追い風が吹いているかもしれない。「週刊文春」でも伝えられているが、公正取引委員会が芸能界の歪な権力構造や、事務所移籍を制限されるような状況が独占禁止法の規制対象に当たるとして、ジャニーズ事務所への調査を始めているという。芸能界に長年蔓延っていた慣習がそう簡単になくなるかは不明だが、是正すべき問題であることは確かだ。
錦戸が歪な権力構造のせいで芸能界を去るという事態になれば、ジャニーズ事務所に批判の矢が飛ぶことは間違いない。ジャニーズ事務所も決断を迫られていると言える。