東日本大震災から8年 いつ起こるかわからない災害に最低限備えておきたい道具と知識

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地震発生時、コンロの火は止めに行かなくてよい

 巨大地震が発生した場合に、「絶対にやるべきこと」と「絶対にやってはいけないこと」がある。この知識を事前に持っておくことは、命を守るうえで非常に重要だ。

 東京消防庁のホームページによると、屋内で地震に見舞われた場合、瓦や窓ガラスの破片が降ってくる恐れがあるため、慌てて屋外に飛び出すことは危険である。

 また、「揺れを感じたらすぐにコンロの火を消す」と、学校などで教わった人もいるだろうが、都市ガスの場合、大きな揺れを感知すると自動でガスが止まる仕組みになっているため、まずは身の安全を確保し、揺れがおさまってから台所を確認することが正解だ。その他、揺れがおさまったら玄関の扉を開け、出口を確保することも重要。

 地震発生時に屋外にいた場合は、ブロック塀や大きな看板など、崩れたり落ちてきたりする可能性があるものからは離れるようにしよう。

車中泊はエコノミークラス症候群になる危険性がある

 自宅倒壊などで生活できなくなった場合は、避難所へ移動することになる。なお、「避難場所」とは災害が起こった際、生命の安全を確保するために一時的に避難する場所で、「避難所」は災害によって自宅での生活が困難になった場合に生活を行う場所だ。

 自宅を離れる際は火事防止のためコンセントからプラグを抜き、必ずブレーカーを落とすことを忘れないようにしてほしい。また、避難所ではなく車中泊を選択する人もいるが、車中泊はエコノミークラス症候群などを引き起こす可能性があるため、非常に危険とされている。熊本地震で震災関連死に認定された200人のうち、3割が車中泊を経験していたこともわかっている。プライバシー確保の問題もあるが、車中ではなく避難所を利用したほうがいい。

 また、巨大地震発生時は、家族や友人、恋人の安否も気がかりだが、電話は非常に繋がりにくい状態となる。そのときに使える災害用伝言ダイヤルの番号は「171」。「171」を利用すれば、伝言を入力したり、聞いたりすることが可能だ。

 防災の正しい知識を確かめる方法としては、「全国統一防災模試」がおすすめだ。これが意外と難しい。5分もかからず全問を解けるはずなので、自分の知識を過信せず、挑戦してほしい。

 東日本大震災では、多くの方が亡くなり、さまざまなものを失った。その教訓を生かし、いつか来るかもしれないその日のために、しっかりと準備をしておきたい。

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