騙されやすいダイエッターの心理状態を利用
ダイエット商品の門外漢ならば、「なぜ、こんな怪しげなフェイク広告に引っ掛かるのか?」と不思議に感じるかもしれない。
だが、ダイエットしたい人の多くは、少しでも楽に効率よく痩せたいものだ。フェイク広告はダイエッターのそんな心理状態を見透かし、巧みな誘い文句で狙ってくるのである。とはいえ、この世は悪徳業者ばかりではない。当然、良心的な企業や監督官庁、消費者団体などが目を光らせている。
手前味噌だが、「ダイエットカフェ」も本音の口コミを多数公開することで、騙される人を減らす一助となっていると信じている。
業界内の規制や法の整備、消費者団体の啓発活動、ユーザー間による情報交換など、さまざまなアプローチを組合せていくことが、現実的なフェイク広告の対処法といえる。そして、もっとも効果的なのは、ダイエッター自身が「世の中うまい話はない」と冷静に判断できる、賢い消費者になることだ。