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「液体ミルク」解禁、子育ての苦労強制しない便利で楽な社会にしていこう

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「アイクレオ赤ちゃんミルク」公式サイトより

 「液体ミルク」がようやく日本で解禁された。江崎グリコは今月11日、国内初となる乳児用液体ミルクの「アイクレオ赤ちゃんミルク」の店頭販売を開始した(ネットでは今月5日に販売開始済み)。「アイクレオ赤ちゃんミルク」は125mlの紙パック入りで、調乳済みのため、お湯・水に溶かしたり、温めたりする必要はない。哺乳瓶に入れ替えるだけで赤ちゃんに飲ませることができ、常温保存可能で賞味期限は6カ月、希望小売価格は216円となっている。

 「明治ほほえみ らくらくキューブ」などの粉ミルクで知られる明治もまた、乳児用液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」の販売を発表した。一部のテーマパークなどで今月下旬から先行販売を開始し、来月下旬には全国で販売するという。「明治ほほえみ らくらくミルク」は240ml、容器は災害時を意識してスチール缶入りで、常温保存が可能。賞味期限は1年、希望小売価格は232円だ。

 赤ちゃん用のミルクといえば、日本では「粉ミルク」がほとんどだった。お湯を用意して、粉の分量を量り、お湯に溶かし、人肌程度になるまで冷ます……なかなか手間のかかる作業だ。キューブ型の粉ミルクもあるが、分量を量る手間が減る以外の手順は同じである。

 諸外国では液体ミルクが普及するも、日本国内では液体ミルクの販売許可が下りずにいた。しかし、2016年の熊本地震でフィンランド製の液体ミルクが救援物資として届けられたことなどがきっかけで、国内でも液体ミルクへの注目が高まった。液体ミルクは災害時の備えとしてはもちろん、夜間授乳や子連れ外出時の負担軽減にもなる。そして昨年8月、厚生労働省の乳等省令改正によって、国内での液体ミルクの製造・販売が認められたのだ。

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