市場拡大が期待されるSTEM教育をビジネス化するには 子ども向けビジネスでこだわるべきポイント

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学校とのコラボやイベントで宣伝効果を狙う 

 さらに、地元学校や教育委員会に声をかけて、派遣授業を受け持ちさせてもらうのもアリです。地方の公立校は予算が厳しいといわれますが、面白ければ実際に通ってくれる可能性があるので、広告宣伝目的と考えればノーギャラでもよいかもしれません。

 たとえば学校行事に張り付いている提携写真館のようなイメージですね。

 ロボット製作のクラスを設ける場合は、自分のスクール内でコンテストを開催し、優秀者には全国のロボットコンテストへの参加を促すという方法もあります。これも知名度を上げるひとつの方法です。

 あるいはアプリ開発などのクラスを設けるのでしたら、実際にグーグルプレイストアやアップストアに登録し、販売させてみてはいかがでしょうか。もし売れれば話題になるし、やはりメディアからの取材も見込めます。それに「子どもが稼ぐ」となると、財布のひもを握っている親へのインパクトも大きくなるからです。

 受講生が増えれば広告により多くの予算をつけられるようになり、コンスタントな集客が可能になります。また、使い方などの単純な入門クラスであれば、動画を録画してDVDやオンラインで通信教材として販売するという方法もあるでしょう。

 そうやって名前が売れてくれば、次の展開が待っています。こうした教室ビジネスの発展形のキモは、自分が胴元になることです。それは、たとえばフランチャイズを募集したり、資格化して講師を養成する講座を作ることで、安定化や単価アップが図れます。

 フランチャイズなら自分が居住している以外の都市でも展開でき、ロイヤリティフィーが期待できます。これらも当初は自分で教えてきたからこそノウハウの蓄積がなされます。

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