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インスタ流行「ニューボーンフォト」の次に「気持ち悪い」も…ブームの裏に、大事な生後一ヶ月の精神状態

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「Getty Images」より

 電車で隣の人がスマホをいじっているのを横目で眺めたとき、それがインスタ画面であることが多くなった。インスタには日々、事件が転がっている。そんな事件を時折紹介したくなるのだが、今インスタを中心に流行っているものの一つが「ニューボーンフォト」を取り上げたい。

 「#卒花」など、新婚女性のインスタアカウントで、ひと頃、プチブレイクしていたのは「マタニティフォト」だった(https://mess-y.com/archives/45083)。なかには「#卒花」と称し、花嫁になる過程から、結婚式当日、またその後の新婚旅行まで、このタグをつけて逐一発信するマメなアカウントもあった。そうして妊娠後は「#マタニティフォト」をアップする流れである。

 出産後の子供の写真としては、一時期「#寝相アート

」が流行っていた。赤ちゃんが寝ているすきに、その寝相を活かして撮影される写真だ。このブームも以前よりは落ち着いた。そして今。産まれたばかりの赤ちゃんを撮影する「#ニューボーンフォト」が頭角を現している。

 そんな流行に乗った芸能人がいる。ブログ女王の座を守り続ける辻希美(31)だ。昨年12月に第4子となる男児を出産した辻は、早速4男の「#ニューボーンフォト」を撮影したことを同月にインスタで報告していた。この時の様子はブログにも記されている

 そもそもニューボーンフォトとは、生後間もない(2〜3週間のことが多い)赤ちゃんを撮影したもの。産まれたての赤ちゃんの写真を残せることが魅力のようだ。また専門の業者が出張撮影を行なっており、自宅で撮影される。撮影は助産師資格を持つカメラマンが行なったり、助産師がカメラマンと同行することもある。また出産して退院して間もなく撮影をしなければならないため、撮影予約は産前に済ませておかなければならない。

 このように流れを説明すると、ニューボーンフォトはその予約から撮影までが大掛かりであることがわかるだろう。生後数ヶ月経った寝相アートはママが自分で撮影できるが、ニューボーンフォトはそうはいかない。だが、この瞬間しか見せない、いわゆる「神秘的」な姿を残したいと思う親は多いのか、とにかく人気は急上昇中だ。最近この「#ニューボーンフォト」タグをチェックすると、実に多くの産まれたて赤ちゃんのニューボーンフォトを見ることができる。

「お腹に居た時の様に赤ちゃんを布で包みこみ、安心しきった状態で可愛く撮影をしてくれるのです」

 と、上記ブログで辻も説明しているように「#ニューボーンフォト」は、赤ちゃんが布で包まれており、まるで繭の中にいるような姿になっていることが多い。時に帽子を変えて可愛さを演出したり、布で包んだ上にその状態の赤ちゃんをお花があしらわれた木箱などに寝かせ、撮影されているものも王道パターン。

 もう一つ多いのは、赤ちゃんがほおづえをついた写真。うつ伏せで腕に頭を乗せて眠っている写真も結構多い。また「#ニューボーンフォト」の赤ちゃんたちは多くが目を瞑っており、眺めてみると、まだお腹の中にいる時の3Dエコーで見るような顔立ちをしている。完全なる新生児の不思議な魅力が爆発しているが、ただ眺めていると思わず「我々はどこから来たのか……」というような根源的な疑問が沸き起こってもくる。つまりまだ意志を持った人間という印象ではなく、だからこそ、様々なメディアで「#ニューボーンフォト」が紹介される時には「神秘的」というフレーズでまとめられるのであろう。

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